フランス年間ゲーム大賞2021に『ミクロマクロ:クライムシティ』
2009年から一般、キッズ、エキスパートの3部門に分かれており、先月発表されていた各4タイトルのノミネートの中から1タイトルずつ大賞が選ばれた。
大賞に選ばれた『ミクロマクロ:クライムシティ』はシュピールヴィーゼ出版(ドイツ)の絵探しゲーム。昨年秋のシュピール・デジタルにおけるスカウトアクションでも1位を獲得し、日本語版も12月に発売されている。大判のマップの中から、『ウォーリーをさがせ』の要領で犯行現場、被害者、犯人、動機などを探し出して事件を解決する協力ゲームだ。
エキスパートゲーム部門の『ザ・クルー』は昨年のボードゲーム賞を総なめにしたドイツの協力型トリックテイキングゲーム。日本語版の売れ行きも好調で、今春には第2弾が発売される。キッズゲーム部門の『ドラゴミノ』はドイツ年間ゲーム大賞受賞作『キングドミノ』のキッズ版で、タイルをつなげて同じ地形が隣接すると卵ガチャができる(国内未発売)。
モンスターを率いて収容所を牛耳る『ロックアップ』日本語版、8月19日発売
4月8日8月19日、『ロックアップ(Lockup: A Roll Player Tale)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.コルドンスキー、イラスト・L.リベイロ、1~5人用、10歳以上、45~90分、5800円(税別)。
RPGキャラメイクゲーム『ロールプレイヤー』、フリップ&ライトゲーム『カートグラファー』と同じ世界観で、サンダーワークス・ゲームズ(アメリカ)から2019年に発売された作品。戦いに敗れて投獄されたモンスターの一群を率いて、収容所からの解放を目指すワーカープレイスメントとエリアコントロールを融合したボードゲーム。
各プレイヤーはモンスター種族のリーダーとなり、収容所内の7つの施設に自分の種族トークン(ワーカー)を配置していく。種族トークンには個別に戦力や能力が設定されており、ラウンドごとに一番高い戦力を配置したプレイヤーが、その施設を牛耳って資源・新しい仲間・アイテム・名声などの報酬を得ることができる。
種族トークンは表にして置くものと裏にして置くものがあり、プレイヤー同士の熱い駆け引きや読み合いが発生する。全ラウンド終了時に最も高い得点を得ていたプレイヤーが勝者となる。
1人用ルールや上級ルールも収録されており、さまざまなプレイを楽しめるほか、『ロールプレイヤー』のプロモカードも同梱されている。
内容物:ゲーム盤 1枚、ラウンドマーカー 1個、種族トークン 30個、戦力キューブ 22個、看守ボード 1枚、親プレイヤーマーカー 1個、カード166枚、疑惑キューブ 12個、種族ボード 5枚、名誉マーカー 5個、ルール説明書 1冊、資材キューブ 65個、種族トークン立て 5個、『ロールプレイヤー』用プロモカード 6枚(※カードサイズ 44×67mm)