そのイメージは何に見える?『ロールシャッハ』日本語版、5月下旬発売
インクの染み模様が何に見えるかを問うロールシャッハテストを用いたチーム戦ゲーム。ディーププリントゲームズ(ドイツ)の年明けの新作である。
プレイヤーは2つのチームに分かれ、交互に「テストチーム」と「解析チーム」の役割を行う。「テストチーム」はチームの1人を被験者として選び、被験者は抽象的な3枚の画像と、3枚の単語の組合せをひそかに決める。テストチームの他プレイヤーと、解析チームはその組み合わせが何だったかをチップを置いて予想する。
被験者が1枚の画像について正解を発表して、両方のチームが正解なら無得点。どちらかが間違っていれば正解だったほうの得点となる。テストチームが正解で、解析チームが不正解だった場合、次の画像へと進むことができる。
こうして4点以上獲得し、かつ相手チームより2点以上リードしていれば勝利となる。
イメージから連想できる単語を考えて伝えるのではなく、すでにあるイメージと単語の組み合わせを決めなくてはならないもどかしさと、推測の当たったときの連帯感が楽しめる連想ゲームだ。
内容物 イメージ・カード 100枚、単語カード 100枚、木製マーカー 18個、ルールブック 1冊
『ビブリオス』を王宮舞台にリメイク『我と王のために』日本語版、5月下旬発売
日本語版が2014年に発売された『ビブリオス:中世の写本師』のテーマ変えリメイク。『ビブリオス』と同じイエロ社(フランス)から今春発売となる。貴重な写本を集めた書庫を作るゲームから、王国の大臣となって外交、軍事、建築、家畜、娯楽、厨房の各分野で手柄を競うゲームになった。特徴的だった得点表示用ダイスはタイルに変更されている。
ゲームはカード分配フェイズと競りフェイズに分かれる。カード分配フェイズは、順番にデッキのカードを1枚ずつめくって、自分用、競り用、他のプレイヤーのドラフト用に分配する。自分用は1枚までなので、一度自分用に取ってしまうと、それ以降いいカードが来ても取ることができない。
デッキのカードがなくなったら競りフェイズで、競り用に分配されていたカードを自分用に獲得していたカードで競る。競りにかけられるカードは、各色の評判ポイント、お金、得点を変更できるものがあり、競り落としたら手札に入る。競り用のカードがなくなったら手札を公開し、色別に評判ポイントを合計してそれぞれ一位だった人が得点し、得点合計で勝敗を競う。
自分が勝てなさそうな分野は得点を下げることもでき、陰謀渦巻く王宮の駆け引きが楽しめる。
内容物:統治ボード 1枚、貴族タイル 5枚、職務タイル 36枚、カード内訳シート 1枚、カード 108枚(統治カード 54枚、王様カード 15枚、金貨カード 39枚)他