カテゴリー: か行
クラッシュオクトパス(Crash Octopus)
巨大タコは人間が操っている 巨大タコをかいくぐって、荷物を回収するおはじきゲーム。『東京ハイウェイ』のittenがキックスターターを経てゲームマーケット2020秋で発表した。恐ろしいのは巨大タコよりもほかのプレイヤーである。 中央のタコ頭に上から荷物を落とし、周囲にばらまいてスタート。手番には荷物…
米作の刃(Kometsu no Yaiba)
米の呼吸、何の型? 村のみんなと呼吸を合わせて米作りを競うカードゲーム。冷害や台風といった「農鬼」を倒せば報酬がもらえる。 各プレイヤーがもっているカード20枚は同じ構成。そこから9枚を選んで手札にする。ダイスでランダムに選ばれたプレイヤーから順番にカードをプレイしていく。最初は「1」のカードを出さ…
このみしぐれ(Sprinkle)
計算しつくされた繁殖 樹木となって、ムササビに種を運んでもらい、天気をコントロールして自分の種を森に増やすエリアコントロールゲーム。緻密に作り込まれたアクションが、木駒や透明キューブといったコンポーネントと相まって先進的なユーロゲームの様相を帯びている。 樹木コマ(円柱)を初期配置し、種コマを布袋に…
ゴートゥー!!(GoTo!!)
補助金があるから安心? 日本各地にホテルを建設し、宿泊してもらうことで政府からの補助金を得るボードゲーム。社会派ボードゲームデザイナーの北条投了氏の作品で、先月大阪で行われたボードゲームフェス「盤祭 Re-3rd」にて頒布された(ディスカバリーゲームズの通販 で購入)。 盤面は一見すると『モノポリー…
カートグラファー(Cartographers: A Roll Player Tale)
空けておいたらモンスターを描かれた RPGキャラクターメイクゲーム『ロールプレイヤー』のサンダーワークスから発売されたフリップ&ライトゲーム。ペガサスシュピーレから発売されたドイツ語版が今年、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた(大賞は『ザ・クルー』)。グリッドにポリオミノを記入してい…
海拓者(Kaitakusha – See Settlers)
迷走してもどの島に寄るか 真っ直ぐには進めない船で島を巡り、建物を作りつつ向こう側を目指すボードゲーム。ゲームマーケット2020大阪で発表される予定だった作品で、関西のボードゲームカフェとプレイスペース付きショップ9店舗による「ボードゲームセレクション2020」で大賞に選ばれた。 各自、自分の船をゲ…
カタン 宇宙開拓者版(Catan: Sternenfahrer)
運命背負い今とび立つ 宇宙船に乗って広い宇宙を航海し、惑星を開拓するボードゲーム。1999年に発売された初版を昨年、作者がセルフリメイクして発売した。1999年当時は珍しいビッグサイズのボードゲームだったが(国内価格は8500円)、10000円超えのボードゲームがどんどん発売されている今、十分売れる…
ゲスクラブ(Guess Club)
お互いの書きそうなことを予想するクラブ お題に対してほかの人と同じ答えを書く台湾のコミュニケーションゲーム。昨年、当サイトの日本語版リリース記事で最もアクセス数の多かった作品である。 写真のお題は「頭にくること」。お題が発表されたら自分のミニホワイトボードに6つ答えを書く。自分が頭にくることではなく…
斯くして我は独裁者に成れり(In This Way I Became a Dictator)
独裁者はみんなで作るもの 7枚の手札をみんなの情報をもとに捨てていって、最後残した1枚が勝利条件を満たすようにする推理とブラフのカードゲーム。ゲームマーケット2018秋にクリエイティブAHCから発表され、今年はこのゲームをテーマにした演劇も公演されている。正体が最初から決まっているのではなく、徐々に…
ギズモ(Gizmos)
出玉爆発 エネルギーボールを使ってエンジンを増強していくコンボ型拡大再生産ゲーム。1時間程度で終わるミドル級のドイツ式ボードゲーム(『イムホテップ』『クマ牧場』『ジンジャーブレッドハウス』)で台頭しているウォーカー=ハーディングの作品で、コンボが決まるとものすごいブーストがかかる快感を楽しめる作品だ…