小人付きわらしべ長者
木や麦などの基礎資源、炭や小麦粉などの一次資源、石壁や樽などの二次資源、そして建物カードを並べてゲームスタート。手番には、基礎資源を場札から拾うか、手札の資源を支払って上位の資源や建物を獲得するか、手札の資源を売って同じ価値以下の場札を獲得する。木を炭にして、小麦を小麦粉にして、炭と小麦粉でパンにして、パンを売って釣り竿とレンガを買うというように、わらしべ長者のように資源がアップグレードしていく。1回の手番ではこのうち1アクションだけだが、その分、手番のめぐりが早い。
一次、二次の資源を組み合わせると、建物カードを獲得できる。建物はそれ自体が得点になるほか、小人が住んでいて手番外アクションができる。例えば「チーズ工房」なら、樽と牛乳があれば3点にしてもらえる。もっとも、指定された資源は自力調達しなければならないので、揃えるのは容易ではない。10点先取制。
必要な資源が場にあるとは限らず、順調な他プレイヤーを尻目に足踏みすることはある。そんなときは売買アクションで思い切った方針転換をできるかどうかが鍵になりそうだ。また、高級な建物を作った後は基礎資源を拾うところから出直しになって気が遠くなることもある。建物のコンボをうまく組んで次の建物までショートカットしたいところだ。
グッズメイカー
ゲームデザイン・Shun & Aya/イラスト・Aya
Studio GG(2020年)
2~4人用/12歳以上/30分