カテゴリー: か行
コンコルディア(Concordia)
9つの職業で拡大再生産 2000年前、地中海沿岸を統一した古代ローマ帝国を舞台に、ライバル関係にある王朝を率いて、神の栄光を勝ち取るゲーム。シュピール’13のフェアプレイ人気投票で2位に選ばれた。『ナヴェガドール』などロンデルシステムが代名詞だったゲルツが、新しい境地を開いた。 ボードは…
ゴーストハンター13 タイルゲーム(Ghost Hunter 13: The Tile Game)
ザコキャラで瀕死 タイルをつないで幽霊屋敷を探索し、シナリオで指示されたミッションを達成する協力ゲーム。タイルがめくられるたびに不穏な出来事がプレイヤーに襲いかかる。でも進むしかない! はじめに各自、自分のキャラクターを選ぶ。キャラクターは科学者、探偵、霊能者、記者など8種類で、ちょっとずつ能力が異…
こっくり人狼(Table-turning Werwolf)
見えない力の影に人狼 小学校の頃に教室でやった「こっくりさん」。机の上に「はい、いいえ、鳥居、男、女、五十音表」を記入した紙を置き、その紙の上に10円硬貨を置いて参加者全員の人差し指を添える。質問をすると、硬貨が少しずつ動いて答えを出すというものである。「来年死ぬのは誰ですか」なんて残酷な質問をして…
キテレツ カップリングパーティ(Speed Dating)
ダメな大人に神降臨 カード3枚で作ったキャラクターに、ぴったりの異性をマッチさせるフランスのパーティーゲーム。日本語版が今月21日に発売になった。男性カード181枚、女性カード181枚に、これでもかというくらいユニークな性格が書いてある。日本語版にあたりローカライズしたと思われるものもあって、眺めて…
禁断の砂漠(Forbidden Desert)
砂嵐と日照りに翻弄されて 『パンデミック』『禁断の島』のデザイナー、M.リーコックが今年発売した協力型の探検ゲーム。古代の都市を発掘に来た探検隊は砂漠の中で遭難してしまう。砂漠から脱出する方法は4つのパーツを集めて伝説の飛行船を作ること。しかし砂漠はいつも砂嵐が吹き荒れ、パーツはみるみるうちに砂の中…
政権交代(Machtwechsel)
ドイツの政治に詳しくなりたかったら このような作品があるからドイツゲームは奥が深いと思う。指示された政党で連立政権を樹立するという、超真面目なカードゲーム。カードには1枚1枚、写真入りの政治家プロフィールや、選挙制度にまつわるウンチクがぎっしりと書いてある。翻訳を終える頃には、ドイツの政治にだいぶ詳…
ごきぶりキッチン(Kakerlakak)
本物かと思ってしまう 自走するゴキブリの進路をコントロールして、自分の穴に導くキッズゲーム。2013年のドイツ年間キッズゲーム大賞推薦リスト入り作品。 自走するゴキブリは「ヘックスバグ・ナノ」を用いている。電動の微振動でムカデのようなゴム製の足が動くおもちゃで、国内ではタカラトミー社が扱っている。ラ…
クウィックス(Qwixx)
苦しくなるほど気合が入る サイコロの出た目で、できるだけたくさんX印をつけるダイスゲーム。小箱ながら今年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品に選ばれた。1人が振ったサイコロの目を全員が使えるので、他人の手番にもやることがあり、待ち時間をなくしたところが新しい。 ゲームの雰囲気は、『ストリームス』に似…
小早川(Kobayakawa)
おのれ小早川め~! 先月のゲームマーケットで発表された国産ゲームの中で、一番話題になっている作品といってよいだろう。どんなゲームでも賛否両論が分かれるものだが、これだけ毀誉褒貶が激しいのも珍しい。人を選ぶゲームということなのだろうか。そのあたりをプレイして確かめてみたかった。 その内容は、金属製のコ…
ギルドマスター(Guildhall)
揃う前に使え 増えれば増えるほど強い職人の効果で、勝利点を稼ぐアメリカのカードゲーム。日本語版が先月発売されたばかりである。カードの使い方にテクニカルな部分があって面白い。 手番には職業カードを出す、好きなだけ捨てて6枚まで補充、揃った職業カードを勝利点カードに換えるという3種類のアクションから2つ…