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クウィックス・カードゲーム(Qwixx: Das Kartenspiel)

カンチャンズッポリで一発逆転 昨年のドイツ年間ゲーム大賞で、『花火』と共にノミネートされた小箱ダイスゲーム『クウィックス』。小箱かつダイスゲームという、これまでの路線でない作品が選ばれたことで話題となった(TGiW:クウィックス)。 『花火』もそうだが、シンプルさが売りのゲームは大賞にノミネートされ…

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金角湾(Golden Horn)

渋滞するほど速い海路 中世の商人たちが、ヴェネツィアとコンスタンティノープル(現・イスタンブール)を船で行き来して品物を運ぶゲーム。イタリア人デザイナーのL.コロヴィーニの作品で、2013年のオーストリアゲーム大賞を受賞している。 ヴェネツィア港とコンスタンティノープル港は一本道で、船はどちらからで…

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カヴェルナ:洞窟の農夫たち(Caverna: Die Höhlenbauern)

箱庭の満足感 『アグリコラ』の後継作としてローゼンベルクが発表した新作。ボード、木のコマ、タイル、カードとコンポーネントがどっさりで、『アグリコラ』より厚い箱にぎゅうぎゅう詰めである。7人までプレイできるが、慣れないうちは待ち時間が長くなるので5人以下でのプレイが推奨されている。 今度の主人公はドワ…

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京都議定書(Kyoto)

周りを見て出す 10月にドイツで行われたシュピール’13会場で、日本語で話しかけてきたフィンランド人がいた。ロールD6ゲームズという出版社で働いているというその若者は、日本語を専攻していて、大東文化大学に留学していたという。その方の作品ではないが、”Kyoto”と…

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5本のキュウリ(Fünf Gurken)

どんどん手札が苦しく 最後のトリックを取らないですむよう、低いカードを手札に残していくトリックテイクゲーム。20世紀後半に北欧で考案されたものらしいが、作者は分かっていない。これを今年F.フリーゼが自身のブランドから発売した。 7枚のカードが配られ、7回のトリック(順番に1枚ずつ出して、数字の一番大…

Posted in か行 国産

こびとのくつや(Der Schuhmacher)

ただでは働いてくれない グリム童話をテーマにしたカードゲーム。足りない材料はこびとたちが分けてくれる。でも、ちゃんとお礼をして森に帰さないと、できあがった靴をもっていかれてしまう。『枯山水』で第1回東京ドイツゲーム賞を受賞した山田空太氏の、『ポストマンレース』に続くゲームマーケット第2弾。 テーブル…

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仮面の使者(Masques)

おとなりの強豪 仮面舞踏会で有力者とお近づきになり、アイテムを集める小箱のカードゲーム。2010年にフランスで発売された『陰謀(Intrigo)』のアメリカ版リメイクを、アークライト社が日本語化した。タイトルだけ聞くと、人狼のような正体隠匿系かと思いきや、数比べで足元を見合う陣取りだった。作者のひと…

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カプチーノ(Cappuccino)

コーヒーの香り漂うスタッキング カップを重ねて、一番上になることを目指すフランスのゲーム。スタバにありそうなコーヒーカップ(サイズは小さいですが)がオシャレである。 ゲームボードはなく、テーブルの上にランダムに隙間なくカップを並べてスタート。手番には、自分のカップをとなりにあるカップに重ねるだけ。カ…

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枯山水の石庭(Karesansui)

無の美学 厳しい師範の目にさらされながら、美しい石庭を作るアメリカのボードゲーム。石は次々と運ばれてくるが、はっきり言って全くないほうがいい。要らないのに、引き取らなければいけない石をうまく分散させて、罰点を少なくすることを競う。 毎ラウンド、集石場に袋から引いて石を置く。プレイヤー人数分より1つ少…

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コンコルディア(Concordia)

9つの職業で拡大再生産 2000年前、地中海沿岸を統一した古代ローマ帝国を舞台に、ライバル関係にある王朝を率いて、神の栄光を勝ち取るゲーム。シュピール’13のフェアプレイ人気投票で2位に選ばれた。『ナヴェガドール』などロンデルシステムが代名詞だったゲルツが、新しい境地を開いた。 ボードは…