カテゴリー: あ行
エルパソ(El Paso)
度胸だけでは勝てない 5つのダイスが全部保安官になるまで粘って、たくさんのチップを集めるゲーム。私の大好きなデザイナー、S.ドーラはこのところキッズゲームばかりで、『アパッチ』(アバクス社)以来2年ぶりのファミリーゲームである。私がこのデザイナーを好きなのは、余計なルールを徹底的にそぎ落とし、ゲーム…
牛と農夫(Koe zoekt Boer)
牛を幸せに 主人がいなくて悲しがっている牛たちに、快晴の空や新しい主人を見つけてあげて喜ばせ、明るい農場を作るオランダのカードゲーム。エッセンのゲーム屋さんで、神尾さんに「これ面白そうじゃないですか?」と薦めて購入していただいた。 はじめ自分の農場には3枚の牛カードがあり、そのうち2枚は悲しがってい…
あーぎ!てくと(Aargh!Tect)
腰を振りながらングング! 言葉を使わず、特定のサインだけで指定された建築物を作らせるアクションゲーム。大きなこん棒が入っていて、エッセン国際ゲーム祭ではひときわ注目を集めていた。 2チームのチーム戦で早さを競う。親がカードを引いて建築物のパターンを確認したらスタート。6種類のジェスチャーと6種類の命…
イラスト募集中(Einfalls-Pinsel)
強硬な意見がブラフに ゲーム内容はこちら。絵を描くゲームというと不得意だからと尻込みする方も多いが、上手である必要は全くない。それどころか、何を描きたかったのか分からないくらい下手なほうがむしろよい。今回もたくさんの名作が登場して笑わせた。 みんなが描いたイラストを、ランダムに3枚ずつ出し、広告のコ…
アベカエサル(Ave Caesar)
ゲーム内容はこちら。その後、テーマを未来に変えた『キュージェット』が2004年に発売され、それに呼応するかのように2006年、ドイツから新版が発売された。このゲームの魅力が、20年経った今も色褪せていない証拠である。 道の狭いところに止まって通せんぼをすれば、ほかのプレイヤーに強制パスをさせたり、迂…
アグリコラ―泥沼からの出発(Agricola: Die Moorbauern)
ゲーム内容はこちら。拡張の入れ方は、進歩カードを入れないレベル1と、進歩カードを入れたレベル2、さらに基本セットから職業を加えるレベル3があるが、新しい要素をクローズアップして楽しむにはレベル2がお薦めである。 ボード上に最初からある「泥地タイル」と「森林タイル」、得点の高い新しい家畜「馬」、収穫の…
アルビオン(Albion)
一手でも多く節約して アルビオンとはイギリスの島々の古名である。ピクト人を押しのけて、ローマ帝国が入植を進める。奥にいくほど攻めにくくなる地形にどう立ち向かうか。作者ヴレーデは『カルカソンヌ』以外ヒット作に恵まれていない。アミーゴでは『ポンペイ滅亡』『ドラゴンライダー』『ヴェネチア』に続く第4作。 …
アドアストラ(Ad Astra)
自分だけの得点源探し 宇宙を舞台にした建設ゲーム。イタリアのメーカー、ネクサス出版が始めた著名デザイナーシリーズの第1作で、フランスのフェデュッティとラジェを起用。ルールブックには同じフランス人デザイナーであるB.カタラがデザイナー紹介文を寄稿するほどの力の入れようである。ホビージャパンがネクサス版…
アラカルト(新版)(a la carte)
豪華になって再登場 レアゲーとしてネットオークションで高値がついていた料理アクションゲームが今年、装いも新たに再販された。旧版の写真とゲーム内容はこちら。初版は1989年である。 鍋にレシピを入れて料理する。ダイスでコンロの火力を上げ、必要なスパイスを入れて、条件を満たせば完成。火力が上がりすぎたり…
ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)
先を越された! インドをめざして船を出し航路を開拓するボードゲーム。今年のエッセン国際ゲーム祭で行われたフェアプレイの人気投票で1位を獲得した(「エッセンの人気投票は『ヴァスコ・ダ・ガマ』」)。ドイツのメーカーでないためか、票数は少なかったが評価ポイントは2位を0.5ポイントも引き離している。 『ケ…