ドイツのボードゲーム出版社が、アフリカ・ガーナのサバンナ地帯に植林プロジェクト「ボードゲーム街道」を始めた。ボードゲームデザイナー、U.ローゼンベルク氏が発起人となり、1社あたり2000本、今後10年間で20社4万本の植樹を行う。
気候保護と環境意識の醸成に取り組む企業「クリック・ア・ツリー」と協力して20ヘクタールの土地に「ボードゲーム街道」という道路を作って植林を進める。植林だけではなく、果実の収穫や、樹木の世話による雇用、起業家教育も行う包括的な支援も行う。
これまでアミーゴ、ハンス・イム・グリュック、ルックアウトシュピーレ、スケリッヒゲームズ、フォイヤーラントシュピーレ、シュピールヴィーゼ出版など9社が参加し、さらなる参加企業を募っている。現地にはこれら参加企業の看板も掲示されている(写真)。
豆を育てる『ボーナンザ』で知られ、ガーナを舞台にした自然保護ゲーム『アティワ』もデザインしたローゼンベルク氏は、このプロジェクトについて「ボードゲーム出版社は、未来の世代に対する責任も負っています。次の世代もボードゲームを楽しむことができるよう、環境破壊されていない地球が必要なのです」と述べている。