10月22日、ドイツのエッセン国際ゲーム祭「シュピール」内にて第1回ドミニオン世界選手権が開催され、日本代表のルネ(ハンドルネーム)氏が優勝した。
ヘルネ・ボードゲームセンターが『カタンの開拓者たち』『カルカソンヌ』に続いて運営する世界大会。世界16カ国から16名の代表が参加し、予選4ラウンドと準決勝・決勝が行われた。9月に行われた日本選手権で208名の頂点に立ったルネ氏は、世界大会でも予選から決勝まで全勝。他を寄せ付けない実力で、ぶっちぎりの優勝となった。賞品として、表彰状と発売されたばかりの『ドミニオン:異郷』英語版、賞金1000ユーロが贈られた。
2位はノルウェー代表、3位はドイツ代表。ルネ氏は、国によって実力差はあったものの、決して楽な戦いではなかったという。表彰後、各国の代表と連絡先を交換して、オンラインでの再戦を約束していた。副賞は「帰りの飛行機代にあてます」。
4位となったオーストリアの国内選手権は26名で、代表の女性は日本選手権に200名以上が参加したことを驚いていた。「日本選手権の上位陣は、誰が出ても優秀な成績を取るはず」とルネ氏。来年の世界選手権は未定だが、日本代表の活躍が予感される。