第6回カルカソンヌ世界選手権、日本人準優勝

(取材・撮影:正田謙)
ドミニオン世界大会の翌日、同じ会場にて第6回カルカソンヌ世界選手権が開催され、日本代表の小向真之介氏が準優勝を獲得した。
22カ国の代表と、前回まで3年連続優勝のR.クエルフェルト氏が参戦。2人プレイで予選6ラウンドと準決勝・決勝が行われた。日本ではメビウスゲームズが全国大会を開催し、66人の中から初めて代表を送り込んだ。
日本代表の小向真之介氏は、激戦を勝ち抜いて見事決勝に進出したが、惜しくもオランダ代表に敗れて準優勝。日本選手権と比べて「レベルが2段階ほど違う感じ。来年はリベンジしたい」。日本選手権の前は3人以上でしか遊んだことがなかったが、大会に向けては2人にして週2回、1回につき5〜6回ずつ練習してきた。世界大会に向けては、遊ぶよりもタイル構成や確率を研究していった。また、対戦相手だけにタイルの構成表を渡してタイルのどれがプレイされたかをチェックしてもらい、人為的に相手のレベルを上げて練習したという。
優勝したオランダ代表のE.ブルテン氏は女性プレイヤー。接戦が多くエキサイティングで楽しかったという。普段はオンライン(BSW)で遊ぶことが多く、実際に人と遊ぶのは週に1度ほど。強くなる秘訣は「タイル構成を完全に覚えることと、機会を伺って与えられたチャンスを確実にものにすること」。
『ドミニオン』に続く快挙で、日本人が大活躍のエッセン国際ゲーム祭となった。
カルカソンヌ世界選手権
世界王者E.ブルテン氏と準優勝の小向真之介氏

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