穴あきの手がかりから犯人を当てる『消されたメッセージ』日本語版、7月下旬発売
マップに描かれたたくさんの容疑者の中から、被害者が残した不完全なメッセージをヒントに犯人を探し当てる、コミュニケーション推理ゲーム。韓国人デザイナーコンビがデザインし、イエロ社(フランス)から今年発売される。
プレイヤーは「犯人」「被害者」「捜査員」に分かれ、全4ラウンド中に、被害者が描いた手がかりをもとに捜査員たちは犯人の正体の特定を試みる。犯人が見つかれば捜査員と被害者の勝利、4ラウンド目までに犯人が特定できなかった場合、犯人の勝ちとなる。
犯人は犯行現場の地図から犯人を選び、被害者は30秒で犯人を特定できる手がかりとなる絵や言葉を、3×3マスに区切られたホワイトボードにできるだけ多く描く。このボードを見て捜査員は地図から容疑者を探し出すが、その前に犯人はメッセージの一部をマスごと消去できる。
はたして、捜査員のプレイヤーは自慢の鋭い目で不完全なメッセージを読み取ることができるだろうか?
内容物:容疑者約300人が描かれた犯行現場 6種、ついたて 1枚、描き消しできるボード 4枚、砂時計 1個、ホワイトボードマーカー 2本、透明のトークン 1個 他
名所でシャッターチャンス『ズームインコウベ』7月30日発売
クカフェラゲームズ(スペイン)が2019年に発売したバルセロナ観光レースゲーム『ズームインバロセロナ(Zoom in Barcelona)』の日本版。今度はバルセロナの姉妹都市神戸市が舞台となる。プレイヤーは神戸市内を周って有名観光スポット・ランドマーク・象徴的な建造物をカメラに収める。
手番には2マスまでの通常移動か、カードを使った高速移動を行い、移動先に対応するランドマークカードや景観トークンを獲得するか、手札を補充するか、電車に乗って他のエリアに移動する。ランドマークカードは早いもの勝ちなので、先を越されないようにしよう。
ゲームボード上に現れる神戸のシンボル的存在「風見鶏」を取ると特別アクションができるほか、タイトルにもなっている「ズーム機能」を使って少し離れたスポットからでもランドマークカードを獲得できる。
誰かが8枚のランドマークカードを獲得したらゲーム終了。ゲームごとに変わるコンテストのテーマと合致、およびトークンのセットコレクションで得点を競う。
ランドマーク75か所はすべて描き下ろしのイラスト。見応えのあるコンポーネントで白熱するゲームプレイと同時に観光気分も味わえる作品となっている。
『ズームインコウベ』(グループSNE, 2021)神戸の町を周って早いもの勝ちのカード&チップ集め。他のプレイヤーに塞がれているときにはズームして遠方からゲットしたり、タクシーなどを使って一気に移動したりする pic.twitter.com/2tSBIak4Dn
— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) December 14, 2021