不思議の国の庭作り『アリスガーデン』日本語版、7月30日発売
韓国人デザイナーがデザインし、ライフスタイル社(ロシア)から2020年に発売された作品。アリスを助けて女王の要求に叶った美しい庭を作るタイル配置ゲームだ。
スタートプレイヤーがタイルの形状を決め、その形状のタイルが入った袋からタイルを引いて場に並べる。その中から順番に1枚ずつ選んで、プレイヤーボードに配置する。タイルの形状は同じでも、チェス駒、バラ、キノコ、樹木、庭師といったモチーフが1マスごとに描かれており、その組み合わせはタイルごとに異なる。庭師同士が接するとボーナスとして1マスのタイルを配置できる。
こうしてプレイヤーボードにタイルが並んでいき、誰かがタイルを置けなくなったらゲーム終了。道路上にあるチェス駒、連続するバラ、1列に2つ以上あるキノコ、1段に2本の樹木の距離が得点になり、空きマスや置けなかったボーナスタイルが失点になって合計点を競う。
すべての得点要素を考えてタイルを配置するには相当なパズル思考が求められ、どのタイルを選ぶかによって駆け引きもある。どのタイルを取るべきか、そして取ったタイルをどこに置くべきか? スコアアタックの1人プレイルール付き。
4枚のキーワードをヒントでつなぐ『ことばのクローバー!』日本語版、7月下旬発売
『ジャストワン』でドイツ年間ゲーム大賞を受賞したルポ・プロドゥクシオン(ベルギー)が今夏発売するパーティーゲーム。四つ葉のクローバーにはめ込まれた4枚のお題カードの組み合わせをヒントから当てる。
各プレイヤーはお題カードを4枚ずつ引き、自分のクローバーボードのくぼみに嵌めて、隣り合ったキーワードに共通する特徴を自分のボードに書きこむ。ヒントの記入が終わったら、お題カードを外してシャッフルし、ヒントだけが書きこまれた状態のクローバーボードと、シャッフルした4枚のカードを、他のプレイヤーへ公開する。
他プレイヤーはヒントをもとに、4枚のお題カードの位置を復元。お題カードには1枚につき4つのキーワードが入っており、正しい向きで配置できれば得点。全員の合計点でスコアアタックする。
カードに表示されているキーワードは全部で880語。隣り合うキーワードの組み合わせは無数にあり、ヒントに悩むことになるだろう。ヒントを書いた人の意図を読み取って、うまく戻すことはできるだろうか?
内容物 カード220枚、クローバーボード6枚、マーカー6本、伝説の記録用紙1部、ルールブック1部
ことばのクローバー!(So Clover!, F.ロマン, Repos+ホビージャパン, 2021)
ランダムに置かれた単語カードに共通する言葉を書いてカードを外し、ダミーカードを入れて他のプレイヤーが再構成する協力ゲーム。無理なお題の組み合わせをどう伝えるか、そのメッセージをうまく読み取れるかパズル的 pic.twitter.com/lrThh0NEJP— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) June 13, 2022
ことばのクローバー!(So Clover! / Romain / Repos+Hobby Japan, 2021)
おじさん4人で遊ぶと毎回ヒントに下ネタがぶちこまれる pic.twitter.com/JB9BbldbGK— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) October 28, 2022