ドキュメンタリーフィルム「ボードゲームデザイナーズ」公開
日本で活動し、ゲームマーケットに出品するボードゲームデザイナーたちに丹念に取材。前編「クリエイターたちの肖像」(59分)はゲームマーケット創始者の草場純氏を始め、ゲームデザイナー、イラストレーター、印刷所、イベント主催者などが出演し、日本独自の同人ボードゲームの歴史と文化について語る。
後編「ゲームマーケットドリーム」(48分)はゲームマーケットに毎回出展している中野将之氏(ゲームストア・バネスト)のコメントをもとに、世界に羽ばたくデザイナーと、供給過剰の中での持続可能な経営工夫(印刷所の選定、クラウドファンディング、宣伝)について掘り下げていく。ボードゲーム制作者の生の声が聞ける参考資料として、またゲームマーケットや同人ゲームを更に深く楽しむための足がかりとして視聴しよう。
インタビュー参加者:AFONG(Moaideas Game Design)、草場 純(アナログゲームミュージアム)、カナイ セイジ(カナイ製作所)、佐藤 敏樹(さとーふぁみりあ)、山口(株式会社萬印堂)、田元(株式会社萬印堂)、米光 一成、長谷川 登鯉(モグワイ)、天空 薙(HLKT工房)、架神 恭介(架神恭介ワークス)、向井 真人(ようがくじ「不二の会」)、ノウトミ(uoon)、櫻井 修磨(uoon)、天野 氷鏡(ボードゲーム喫茶天岩庵)、久遠(久遠堂)、みさき(みさき工房)、むろた ひとし(北海道ボドゲ博事務局)、エル(NSGクリエイト)、中野 将之(ゲームストアバネスト)、翔(フォアシュピール実行委員会)
キノコたちの生存競争『マイセリア』日本語版、9月中旬発売
スプリットストーンゲームズ(イギリス)がキックスターターを経て今年発表するデビュー作品で、さまざまなキノコが特殊能力を駆使し、生育場所と資源をめぐって競争を繰り広げる。ラベンスバーガーの同タイトル作品があるので注意。
手番には、親キノコの移動、ボードの拡張、キノコカードの配置、胞子の拡散、腐敗アクション、キノコカードの補充という6つのアクションから2つを行う。キノコカードを配置するには栄養素と菌糸ネットワークが必要で、ゲームボード上の位置取りが重要となる。他プレイヤーの胞子を奪ったり、菌糸ネットワークを妨害したりするより攻撃的なプレイを選ぶか、自分のエリアや胞子を守るためにより防御的なプレイを選ぶかはプレイヤー次第。
ゲームボードは三角形のタイルで構成されており、それぞれのタイルはキノコの成長に必要な異なる環境や栄養素を表す。ボードを拡張して、自分に有利な環境を作ることもできる。各プレイヤーにはキノコカードを配置する5つのスロットがあり、誰かがすべてのスロットでキノコを腐敗させたらゲーム終了。勝利点で勝敗を決める。
難易度を調整できるオートマはソロプレイだけでなく、2~3人プレイ時にも導入可能。登場する69種類のキノコは美しく正確な植物画スタイルで描かれており、「楽しい菌類の知識」も付属する。
内容物:ルールブック1冊、キノコカード 69枚※、三角タイル 50枚、親キノコトークン 4個、キノコトークン 20個、胞子トークン 120個、プレイヤーマット 20枚、胞子カウンター 20個、昆虫トークン 20個、風向きダイス 1個、ゲーム終了トークン 1枚、プレイヤー参照カード 4枚、オートマカード 10枚※、オートマ参照カード 2枚(※カードサイズ63 x 88 mm 合計79枚)