カナイセイジのバトルロイヤル『クイックショット!』6月16日発売
『ワードッチ』『ピッタンコはんはん』に続く「アークライトキャラメルシリーズ」第3弾。フランスの大賞作家A.ボザの協力のもと、カナイセイジ氏がデザインしたバトルロイヤル・シューティングをテーマにしたカードゲームだ。
各自は5枚の手札を持ち、4ラウンドの戦いで最後まで生き残ることを目指す。各ラウンドにはまずゲームメイカー(親)が1枚カードを出し、それを見て他のプレイヤーも全員同時に1枚出す。数字の小さい順に効果を発動していき、効果によって相手を脱落させたり、自分の身を守ったりしてから、ラウンドの勝者を決める。こうして4ラウンド目で勝者になったプレイヤーの勝利。
手軽な作品ながら、同じカードが被ると行動ができなくなるなど読み合いの要素や、カードの効果による即脱落の緊張感もあり、狙いが決まったときの爽快感も味わえる。名作『ラブレター』発売から10年を経たカナイセイジ氏による、「同時対戦型ラブレター」ともいえる作品だ。
内容物:カード 48枚、説明書 1枚(※カードサイズ:56×87mm)
クイックショット!(カナイセイジ / アークライト, 2022)
親が1枚オープンで出してから、全員が裏にして出して一斉公開。数字の低い順に特殊効果を使って、生き残った上で4回目に勝つことを目指す。一発で即死なんてしょっちゅうだが、どのカードが出るかで展開が変わるので延々遊んでいられる pic.twitter.com/Uz3yVWhG0r— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) September 23, 2022
腐食する設備の生産管理ゲーム『コロージョン』日本語版、6月上旬発売
ディーププリントゲームズ(ドイツ)から昨年秋に発売された。工場内に立ち込める蒸気による施設の腐食を上手くコントロールし、最も効率的な生産サイクルを目指すエンジンビルドゲーム。
各自、自分の工場ボードと技師カードをもってスタート。手番には技師カードをプレイして工場設備を増やしたり新しいエンジニアを獲得したりするか、腐食ホイールを回して工場を稼働させる。工場を稼働させるたびに機械が劣化し、最後は廃棄しなければならない。どんどん入れ替わっていく設備のコンボを考えるだけでなく、腐食しない防錆加工の機械を増強して、安定した生産を目指す。
各プレイヤーが持つ個人ボードの中央に備え付けられた腐食ホイールによってゲーム時間を管理する。ホイールを進めることで工場は稼働するが、装置は消耗し技師は時間が経つまで手札に戻らない。手に入れた各種リソースも適切に使用しないと、時間経過とともに破棄する羽目になってしまう。また、腐食ホイールが進むにつれてゲームの終了も近づいてくる。時間と生産ラインの両方の管理力が問われる。
内容物:ディスプレイボード 1枚、プレイヤーボード 4枚、工場ボード 4枚、技師カード 48枚、装置トークン 72枚、歯車 72枚、褒賞トークン 16枚、時計トークン 8枚、得点マーカー 96枚、木製水トークン 20個、レンチトークン 1枚、得点記録用紙 1冊、ルールブック 1冊
(写真は英語版)