石垣島にプレイスペース「COME COME」7月23日オープン
石垣島に移住した武藤寛太氏が、石垣島にもボードゲームで遊べる場所が欲しかったとオープン。日本最南端のボードゲームスペースとなる。
外から店内が見渡せる開放的な店内では、20席で約50種類のボードゲームが遊べる。料金は1時間1000円(1日最大2000円)。8月までフリータイム1000円で利用できる。
石垣島へは羽田空港から直行便があり、約3時間。空港から40分ほどの中心市街地、「ユーグレナモール」や離島ターミナルの近くにある。
ボードゲームスペース COME COME(カムカム)
沖縄県石垣市大川283-103/TEL:080-9394-7496
雷轟(Raigo)
言霊炸裂で大役完成
プレイヤーボードは「体内」と呼ばれるすぐに使えないストックと、「手」と呼ばれるすぐに使えるストックがある。山から引いたコマがすぐ使えるなら「手」に置き、後で使うなら「体内」に置く。ただし「体内」は3個までなので、いつまでも貯めておく訳にはいかない。「手」は2か所あるので、2枚連続で出してコンボを決めることも可能だ。
「手」から出したコマは自分の前に積んで塔にするか、「言霊」という漢字牌の効果を発動させる。役ができる塔(1人2か所)を作って、「雷」の効果でオープンし得点するというのが基本的な流れ。
コマには1~8の「重さ」があり、積むときは降順または同じ数字で積まなければならない。これが「体内」でコマを貯めておく理由である。同じ数字が揃うまで、またはより大きい数字が来るまで取っておいて、順番に出していくのが理想。狙った数字が来ないときには、コマの特殊効果で状況を変えよう。ハンドマネージメントの面白さがある。
ただし「雷」で得点化するには、全員の中で最も高く積んでいなければならない(雷は最も高いところに落ちる)。高くないときにも、コマの特殊効果で状況を変えられる。特殊効果を持ったコマが9種類あり、直接攻撃や防御もあって派手な展開が楽しめる。
うまく「雷」を落として塔をオープンできたら得点が入る。3枚以上で、同じ数字、連続した数字、偶数の連続、奇数の連続が基本で、滅多にできない役満のようなものもある。得点化した塔は捨ててゲームを続行し、山札がなくなったらゲーム終了。4人戦は2対2でプレイして、合計得点を競う。
チームメイトとコマの交換をしたり、得点計算を発生させたりするチームワークがポイント。どの効果を使うかなどについて相談可能だが、相手チームにも聞かれているので情報を全部は明かせない。勝敗の行方は、最後に全ての塔を公開して得点計算するまでわからない。
各コマの効果と、役や追加点を覚えるのに手間取るが、慣れてきてさまざまな戦術が使えるようになるとかなり熱い。最後に大役が完成するのか、その前に崩されて終わるのか、終盤の攻防がエキサイティングだ。
雷轟
ゲームデザイン:あかめ
Red i Games(2022年)
2~4人用/14歳以上/15~40分