笑わずに読みきれるか?『笑ってはいけない音読』7月28日発売
オリジナルはノン・プロダクト・プロダクションがゲームマーケット2021秋に発表した作品。同サークルの幻冬舎からの製品化は『へんなかんじ』に続いて2作目となる。さまざまな指示カードにしたがって「桃太郎」などの昔話を一節ずつ音読し、読み手も聞き手も笑わないで読みきることを目指す。
各自が1冊ずつ「教科書」をもち、一節ずつ順番に音読する。その際「ところどころ英語にしながら」「アニメのあの主人公っぽく」「チャラいかんじで」「ネコっぽい話し方で」「どこかに【好物の名前】を入れて」「酔っぱらいのかんじで」「ロックシンガー風に」「たまにツッコミを入れながら」などの指示カードがめくられ、即興で指示に従って読まなければならない。
読み手も聞き手も、笑ってしまったらチョークマーカーを1枚受け取る。笑いをこらえつつ、みんなでお話を読みきることを目指し、「最優秀音読者」を決める。
同人版では「桃太郎」のみだったが、「赤ずきん」と「花さかじいさん」も収録。笑ってはいけない状況下でまじめに音読することに加え、昔話のイメージとかけ離れた指示カードや、普段とは異なる読み手の表現が笑いを誘う。はたして最後まで乗り切れるか?
20分でローマ掌握『カエサル!』日本語版、8月13日発売
PSCゲームズ(イギリス)から今春発売された作品。『ブリッツクリーク!』に続く20分で遊べる2人用ゲームで、ローマの覇権を巡って属州を取り合うエリアマジョリティゲームだ。
手番には2枚の影響力トークンのどちらかを、属州の属州の間にある境界スペースに置いていき、境界に置かれた影響力トークンの合計値が高いプレイヤーが属州を獲得する。獲得した属州にはマーカーを置き、手持ちのマーカーを先に全て置いたほうが勝利。
影響力トークンには2つの数字があってそれぞれ隣接する属州に影響を及ぼすところがポイントで、どちらの向きで置くかの選択に迫られる。
属州を獲得すると、追加でマーカーを置ける「元老院」などさまざまな特殊効果をもつボーナストークンが得られるほか、連続する属州を獲得すればその間にある境界スペースも獲得でき、獲得の連鎖が起こる。
3つの追加モジュールやオートマのソロルールもあり、好みの難易度でプレイできる。