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あいうえバトル(A-I-U-E Battle)

ことばのアハ体験

五十音を順番に言って、自分以外のプレイヤーが書いたワードを全部オープンさせることを目指すワードゲーム。紙ペンゲームだったものをAnagumaが可愛らしいコンポーネントで一般発売した。何文字かだけ出ている相手のワードが、全然わからないところからいきなりひらめくのが気持ちいい。

「お祭り」「キャラクター名」「マンガ」などのお題に沿って、各自7文字以内のワードを書く。中央の五十音ボードにチップを置いて、その文字が含まれている人は全員に見せなければならない。だんだんと答えが明らかになり、全部オープンした人から脱落。最後まで生き残ったプレイヤーが勝つ。

できるだけ当てられにくいワードにするために、濁点・半濁点・促音・拗音を多用する。しりとりの原理で、「ドッジボール」が「とつちほーる」になるので推測されにくい。当てる方は、それが多用されていることを念頭にして推理する。文字数を2~3文字ぐらいにするとヒットする可能性が減るが、誤爆で一気に終わる可能性もあるので、6~7文字ぐらいがよさそう。

お互いワードがばれつつある中盤からは、特定の文字の狙い撃ちになるが、序盤にバレバレになった人はいつでも刺せるからといって生き残りやすい。そうやってノーマークで最後まで残って勝つこともあるから面白い。

ワードの選択は参加するメンバーが全員知っていれば問題ないので、同世代で遊んで攻めたワードにするのが楽しい。わかったときの盛り上がり方もひとしおである。性格や趣味嗜好がわかるのもよい。「ひつくさふとー」はなかなかガードが固かった。

あいうえバトル
ゲームデザイン:米光一成/アートワーク:クボナオ
Anaguma(2021年)
2~6人用/10歳以上/15分
通販:Anaguma

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デッキビルドウォーゲーム『アンドーンテッド:ノルマンディー・プラス』日本語版、6月16日発売

アークライトゲームズは6月16日、『アンドーンテッド:ノルマンディー・プラス(Undaunted: Normandy / Undaunted: Reinforcements)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:T.ベンジャミン&D.トンプソン、イラスト:R.マクドナルド、1/2/4人用、14歳以上、45~60分、6380円(税込)。

オリジナルはオスプレイゲームズ(イギリス)から2019年に発売された作品に、2021年発売の拡張セットを同梱したオリジナル版。どちらもゴールデンギーク賞のウォーゲーム部門を受賞している。ノルマンディー上陸作戦以降の連合軍反攻を題材に「米軍」とそれを迎え撃つ「ドイツ軍」の戦いを再現したデッキ構築型の戦術カードゲーム。

プレイヤーは歩兵小隊の指揮官となり、拠点制圧、敵の撃破など、シナリオごとに設定された陣営の勝利条件を満たす。戦いの流れを読み、カードを使って攻撃や偵察、潜伏、募兵などのアクションを的確に行い、勝利をつかもう。

それぞれのシナリオは実際の軍事作戦を基に作られており、時系列順に遊べれば、次第にゲームに慣れていき、規模の大きい作戦に挑戦することができるようになるだけでなく、ソロプレイルール、4人用ルール、戦車の追加カード、追加シナリオを加えてさまざまな楽しみ方ができる。

内容物:基本ルール用/カード(63×88㎜)108枚、地形タイル 18枚、10面ダイス 4個、マーカー類 85個、ルールブック 1冊、シナリオブック 1冊
追加ルール用/カード(63×88㎜)32枚、ソロカード(120×180㎜)30枚、マーカー類 18個、追加ルールブック 1冊、追加シナリオブック 1冊、基本ソロシナリオブック 1冊