モンスターメーカー✕ダンジョン飯『モンスターイーター』9月15日発売
KADOKAWAの漫画誌『ハルタ』で連載され、単行本12巻まで発売されている人気コミックをテーマにし、鈴木銀一郎氏の名作カードゲーム『モンスターメーカー』のメカニクスをベースにカナイセイジ氏がデザインしたボードゲーム。
『モンスターメーカー』は1988年に翔企画より発売され、続編を含めて12作品が発売され、幅広くメディア展開されるなど人気を博した。ここから「迷宮を進み、財宝を得てゴールすることが目的」「相手の迷宮にモンスターを送り込んで探索を邪魔する」「多彩なキャラクターを使ってモンスターを倒す」といった基本部分を引き継いだ。
各プレイヤーは冒険者パーティをひとつ選び、迷宮を探索して中ボス「キメラ・ファリン」とラスボス「狂乱の魔術師シスル」を倒すことを目指す。倒したモンスターを倒して食料にできるところがこのゲームのポイント。モンスターには「弱いけど調理した際にお得」なものや、「強いけど調理できない」ものなど、さまざまな種類があり、モンスターによっては、むしろ自分の迷宮に登場させるという選択もあり得る。
5つのパーティー(ライオス、シュロー、タンス、カブルー、カナリア隊)やモンスターのほか、迷宮の不思議な効果やアイテムは原作を踏襲。さらに、パッケージイラストと28種のキャラクターカードは原作者による描きおろしで、原作を読んだことがあるとより楽しめるようになっている。
発売を記念して9月5日より、九井諒子氏・九月姫氏・平尾リョウ氏のイラストミニ色紙が当たるTwitterキャンペーンがアークライト公式アカウントで行われる。
内容物:迷宮カード 125枚(探索カード 75 枚、モンスター遭遇カード 30 枚、イベントカード 15 枚、逃走カード 5 枚)、キャラクターカード 28枚、モンスターカード 30枚、ボスモンスターカード 2枚、アイテムカード 20枚、ゲーム進行カード 5枚、迷宮浅部/迷宮深部タイル 5枚、食糧/貨幣トークン 53個、魔力トークン 36個、剣トークン 1個、6面体ダイス 6個、遊び方説明書 1冊
©Ryoko Kui 2022
モンスターイーター ~ダンジョン飯 ボードゲーム~(鈴木銀一郎&カナイセイジ/アークライト, 2022)
カードプレイでダンジョンを進み、モンスターを倒して調理する。カードプレイは引き運、戦闘と調理はダイス運で運の要素が非常に大きい。ライオスのパーティーでレッドドラゴンを倒せないまま終了 pic.twitter.com/PK3PWihe1Q— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) February 27, 2023
ダイスで暗証番号を出せ『コード破り』日本語版、8月上旬発売
オリジナルは2007年、ラベンスバーガー社(ドイツ)から発売された作品。数寄ゲームズでは「名作小箱ゲームシリーズ第1弾」と位置づける。暗証番号をダイスで出してお宝を獲得するダイスゲーム。
手番には5個のダイスを振って、1個以上キープして振り直す。お宝タイルの数字が出たら赤チップを置き、5つ全てに赤チップを置いた状態で振り直しをやめたらそのお宝タイルを獲得できる。置ききれなかったお宝タイルは持ち越しとなり、次のプレイヤーにチャンスが回る。お宝タイルの数字が1つも出ないとバーストになってしまうため、中途半端なところでやめたくない、でも欲張るとバーストしてしまうというジレンマが楽しめる。
ダイスは1~5とマイクロチップの出目があり、マイクロチップは2個貯めるともう1手番できるところも、バーストしやすい誘惑となっている。お宝タイルが補充できなくなったとき、獲得したお宝タイルの得点の合計で勝敗を決める。
ドイツ語版からの変更点として、プレイ人数を6人までから4人までになり、ソロゲームに段階的な目標設定を加えている。
コード破り(Code Knacker / Knizia / 数寄ゲームズ, 2022)
バーストしないようにコントロールしつつお宝タイルにチップを配置してコンプリートを目指す。「マイクロチップ」でもう1手番できるので、うまくいけばずっと俺のターンもあるが、その割にコンプリートできずバーストということも pic.twitter.com/iFtRzs3he8— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) September 26, 2022