探り合いのトリックテイキング『乗り間違い』日本語版、8月上旬発売
オリジナルは2001年、ベルリナー・シュピールカルテン(ドイツ)から発売された。他言語へのローカライズは今回が初めて。数寄ゲームズでは『ボトルインプ』『トランプ、トリックス、ゲーム!』『地下迷宮と5つの部族』『ブードゥープリンス』に続いて名作トリックテイキングシリーズ第5弾となる。
市バスを乗り継いで逃亡する怪盗が市外に逃げたか市内に潜伏しているかを判断して、探偵や警察が追跡するというテーマのトリックテイキングゲーム。各プレイヤーが最初に伏せて出したカードによって、取るべきか取らないようにするべきかが変わる。
各プレイヤーは、最初に配られた手札から1枚ずつ伏せて出し、シャッフルしておく。2~3トリック目から1枚ずつオープンになり、合計が一定値を超えればトリックを多く取った人が、それよりも少なければ少なく取った人が勝つ。
各自手札の強弱によって伏せて出すカードが変わり、総意は後半までわからないが、わかる前に取るか取らないかを判断しなくてはならない。1トリック目からお互いに探り合いながらカードを出していく展開は独特のプレイ感がある。手札が残り4枚になったところで一番ビハインドしているプレイヤーが切り札を変更できるため、逆転もありえる。
日本語版では山札の公開と切り札の変更がわかりやすくなるバスチケット型チップと、バリアントとして最弱で切り札変更できる「怪盗カード」がついてくる。
乗り間違い(Auf falscher Fährte / Kraul / 数寄ゲームズ, 2022)
全員が最初に1枚仕込んだカードの合計で取ったほうがよいか取らないほうがよいかが変わるトリックテイキング。仕込んだカードは1枚ずつオープンになるが、自分が仕込んだものはわかっているので、抜け駆けできたときの爽快感 pic.twitter.com/e5Kjb9gQTX— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) September 26, 2022
118cmのバランスゲーム『スリルタワー』、8月下旬発売
同社の『スリルボム』に続くスリルシリーズ第2弾。オリジナルは1967年、アイデアル社(アメリカ)から発売された”CAREFUL: The Toppling Tower Game”とい作品で、日本でも発売されていた。
高さ118cmのタワーを作ってプレイする。ルーレットを回して出た色と同じ色の柱を引き抜き、無事に引き抜けたら得点。柱の色によって難易度が変わり、難しいほど得点も高い。合計点を競うが、崩した人はポイントがゼロになってしまう。
タワーの頂上には赤い三角のベルがあり、タワーが揺れるたびにリンリンなって危険を知らせる。柱の抜き方は自由。緊張感が高まる中、どこまで冷静に柱を抜けるか勝負だ。
8月4日放送の『ラヴィット!(TVer)』ではNON STYLEの石田明氏が「オススメのハラハラするもの」で「東京おもちゃショーで見てきた」と紹介し、実際にプレイしている。
内容物:タワー台 1台、柱 24本、ベルタワー 1個、フロア 4枚、スピナーシート 1枚、丸シール 1枚、スピナーパーツ 1個