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国際ゲーマーズ賞2022ファイナリスト発表、『アーク・ノヴァ』が全部門に

国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は本日、今年のファイナリスト作品を発表した。昨年の夏から1年間に国際ボードゲーム市場で発売された新作の中から、世界各国23名の審査員が選んだ作品は次の通り。

今年で23年目となるこの賞。イギリス、オランダ、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ、日本の9カ国から23名の審査員がボードゲーム愛好者の目で投票し、集計して発表している。

選考方法は、審査員がマルチプレイヤー部門で10タイトルまで、2人プレイヤー部門とソロ部門で各5タイトルまでを挙げ、そのうちマルチプレイヤー部門で5タイトル、2人プレイヤー部門とソロ部門で3タイトルまで星印をつける。そして星印のあるタイトルを2ポイント、無印を1ポイントとして集計し、5位までをノミネートとする仕組みとなっている。

昨年はマルチプレイヤー部門に『アルナックの失われし遺跡』、2人プレイヤー部門に『マイシティ』、ソロ部門に『アンダー・フォーリング・スカイ』が大賞に選ばれた。今年も本格的なゲーマーズゲームがずらりと並んでいるが、『アーク・ノヴァ』が全部門に入っているところが注目され、何人でも楽しめるゲームであることを物語る。大賞の発表は9月下旬に行われる予定。

【国際ゲーマーズ賞2022ノミネート】(★印は日本語版(予定)あり)
マルチプレイヤー部門
アーク・ノヴァ(Ark Nova)★
ブーンレイク(Boonlake)★
カーネギー(Carnegie)★
ダイスレルム(Dice Realms)
ゴーレム(Golem)★

2人プレイヤー部門
アーク・ノヴァ(Ark Nova)★
ブーンレイク(Boonlake)★
ゴーレム(Golem)★
イッツアワンダフルキングダム(It’s a Wonderful Kingdom)★
ミクロマクロ:クライムシティ・フルハウス(MicroMacro: Crime City – Full House)★

ソロ部門
アーク・ノヴァ(Ark Nova)★
バットマン:ザ・ダークナイト・リターンズ(Batman: The Dark Knight Returns)
カスカディア(Cascadia)★
エラ&サムシングシャイニー(Ella & Something Shiny)
ファイナルガール(Final Girl)
ミクロマクロ:クライムシティ・フルハウス(MicroMacro: Crime City – Full House)★
ソルジャーズ・イン・ポストメンズ・ユニフォーム(Soldiers in Postmen’s Uniforms)

International Gamers Awards

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妖怪ダイスプレイスメントゲーム『美徳』日本語版、9月2日発売

ケンビルは9月2日、『美徳(Bitoku)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:G.P.ミラン、イラスト:E.ヴァルス、1~4人用、14歳以上、120分、10780円(税込)。現在、先行発売予約受付中。

スペイン人デザイナーの作品で、オリジナルはデヴィル社(スペイン)から2021年に発売された。ゴールデンギーク賞で2部門(ヘヴィー部門、アートワーク部門)にノミネートされている。美徳の精霊となり、森を守る大精霊の後継者となることを目指すダイスプレイスメント&デッキビルドゲーム。日本語を使ったタイトルの通り、日本の神々や妖怪が登場する。

手番には自分のデッキから引いた妖怪カードをプレイしてアクションを行うか、ダイスをボード上に置いて出目に対応するアクションを行うか、ボード上のダイスを川の向こう岸に渡らせてさらにアクションを行う。新しい妖怪を手に入れることでデッキを強化しつつ、資源やタイルを集め、さまざまなパターンで美徳点を集める。

ラウンド終了時にカードやダイスを戻して次のラウンドへ。4ラウンドで美得点を競う。

河童や山姥など、和洋ハイブリッドなアートワークで描かれる妖怪たちにも注目。天狗と対戦するソロプレイルールもある。

ケンビル:美徳 日本語版


(写真は英語版)