国際ゲーマーズ賞に『アグリコラ』
審査は世界各地の19名の審査員によって行われる。1タイトルが過半数を獲得するまで、再投票を続けるという仕組みだ。1回目の投票は『アグリコラ』8票、『ブラス』4票、『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』3票、『護民官』2票。下位の投票者が再投票したところ『アグリコラ』9票、『ブラス』6票、『護民官』4票となった。そして上位2位の決戦で11対8となり、『アグリコラ』が大賞に選ばれた。
『アグリコラ』はドイツゲーム賞1位に続き、フリークゲーム系の賞を手中に収めた。現在すでに、ドイツ語、フランス語、英語、オランダ語、ポーランド語、チェコ語、スペイン語、韓国語の8ヶ国語版が発売されており、遅れて発売されたところからさらに人気が広まりそうだ。
・TGW:IGA2008ノミネート
・International Gamers Award:Recipients Announced for 2008 International Gamers Awards
ビバリー、『ブロックス3D』発売
『デュオ』『トライゴン』ときて今回立体になったブロックスは、さまざまなかたちの立体ブロックを積み重ねていくゲーム。順番に積み重ねていき、最後に上から見て一番色の多い人が勝ちになる。ブロックは自分の色につなげて置かなければいけないので、つながりを確保しなければいけないのがポイントだ。4種類のテンプレートが用意されており、かたちや高さの制限を変えることで繰り返し遊べるようにもなっている。
『ブロックス3D』は、スイスのムーメル社が発売した『ルミ(Rumis)』が元になっており、もともと『ブロックス』とは関係ない。2003年のドイツ年間ゲーム大賞でノミネートされており、『ブロックス』に並ぶ傑作として知られていたこの作品である。同じ色をつなげるというルールに親近性を見出したフランスのセコイア社が、今年世界的に『ブロックス3D』として売り出した。すでに2月のニュルンベルク国際玩具見本市で公開され、6月の東京おもちゃショーでも展示されていた。
ルールは明快で立体ならではのワクワク感があるこの作品が、日本でも広く遊ばれるようになることが期待される。
・ビバリー:ブロックス3D