庄内ゲーム会
山形県庄内地方で活動しているボードゲームサークル「ブラット」に参加。ホームページとミクシィでのみ告知しているにも関わらず、このところ参加者が増えているそうで、今回も8人2卓となった。同じ時間帯に『マジック:ザ・ギャザリング』のサークルも活動しており、ほかにもTRPGからボードゲームに移った人たちが遊んでいるとのこと。庄内地方の文化レベル(?)の高さを思い知った。
今回遊んだゲームは次の通り。詳細は後日レポート予定。
・『ダコタ』(Dakota)
日本語版が発売されたばかり、エッセン国際ゲーム祭の新作。アメリカ西部を舞台に、先住民と開拓者の2陣営に分かれて協力しつつ競争する。結局は個人戦だが、同じ陣営で争ってしまうと相手陣営に有利になるところが面白い。基本システムはエリアマジョリティで、イタリアのゲームのイメージと違ってコマ1個の差が勝敗を左右するシビアなゲームだった。トーテムポールをコンプリートして、なおかつバッファローで儲けた私が1位。
・『アレックス・コー』(Alex & Co.)
デザイナーとゲームのセットを集める記憶ゲーム。基本は神経衰弱で、あとはスペシャルカードを使ってほかの人のカードを奪う。ボードゲームに詳しくない人はたじたじという、シビアなマニアゲームだった。枚数が多いランドルフやトイバーのセットを集めた私の勝利。
・『プー』(Prrrt…)
手軽なバーストゲームとして人気を集めた『モウ』の続編。手札の悪臭カードの合計が一番多い人を会話や表情から推理して当てるブラフゲーム。しらばっくれているとばれたときのダメージが蓄積するのでなかなかスリルがある。全員に当てられて大ダメージを食らったnagaさんの負け。
・『ネッシーを追え』(Loch Ness)
3人が出したカードの内容を推理して、ネッシーの行き先にカメラを配置し、バッチリ激写して写真や得点を集めるゲーム。7つの特殊能力から、毎ラウンドどれを選ぶ。ハンス社にしてはややファミリー向けだったので、難易度を上げる2つのバリアントを始めから採用。運の要素が抑えられ、駆け引きの濃いゲームとなった。特殊能力の追加カメラで裏をかき、城の後ろカメラで大量得点した私の1位。
『アーカムホラー』日本語版、11月20日発売
1987年に発売され、ファンタジーフライト社(アメリカ)がリメイクした協力ゲーム。現在9ヶ国語で発売されている。
架空の街アーカムを舞台に、私立探偵や考古学者、医師など、さまざまな能力をもった16人の探索者からキャラクターを選び、街に起こる怪異を撃退しつつ、クトゥルフをはじめとする邪神の覚醒を止める。仲間・アイテム・武器・呪文を獲得し能力を上げ、モンスターを倒していくが、最終的な目的は異次元からの入り口がこの世につながるのを防ぎ、世界を救うことだ。
アークライトではカードゲーム(LCG)やTRPGなど、クトゥルフ神話シリーズを多く手がけており、これに協力ゲームという新しいチャンネルが加わったことになる。クトゥルフ神話ファンだけでなく、一般のボードゲーム愛好者への広まりも期待される。