ケツ爆弾(Arschbombe)
スイマー飛び込む水の音
カードを上からひらひらと落として、プールに飛び込む夏らしいアクションゲーム。見た目とは裏腹に難易度が高く、投扇興を思わせる。
順番に1枚ずつ、自分のカードをプールに投げ込んでいくが、2種類あって「素人」は隣の人が指定したカードにかかるように、「選手」はどのカードにもかからないように飛び込まなければならない。順序は自由で、「選手」は後から投げるほど(空いているところが少ないので)得点が高くなる。
さらに投げ方にノーマルとスペシャルがあって、成功すれば得点が2倍になるスペシャルでは、選手を手を上げた高さから落とす。ひらひら宙を舞う飛び込み選手は、水面ではなくプールサイドに落ちて死んでしまうことが多い(プールサイドは失点)。
ノーマルでも結構プールサイドに激突しまくる中、妙に上手だったくさのまさんが1位。家で練習してきた疑惑をかけられていた。暑くて考える気が起きないようなときは、こんなアクションゲームも涼しげでいい。
Arschbombe
B.ラッハ、U.ラップ/ツォッホ(2011年)
2〜4人用/8歳以上/15〜20分
メビウスゲームズ:ケツ爆弾
『ディクシット』日本語版、8月下旬発売
昨年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞したフランスのコミュニケーションゲーム。各自6枚ずつ手札を持ち、親は自分の手札1枚を選び、その絵柄から連想される言葉を言って出す、ほかの人も、自分の手札からその言葉に最も関係していると思うカード1枚を出す。これらをシャッフルして並べ、親が選んだカードを当てる。
全員当たりまたは全員外れの場合、親はポイントをもらえないため、バレバレでも的外れでもない言葉を要求される。情報は多すぎても少なすぎてもいけないというコミュニケーションの原理を味わえる。メルヘンチックなカードイラストと、かわいいウサギコマを使い、老若男女で楽しく遊べるパーティゲームである。
・play:game評価コメントリスト:ディクシット
新しいイラストカードや投票ボードのほかに、6〜12人で遊べるパーティルールとチーム戦ルールが加わった。パーティルールでは、親がカードを見る前にお題を出し、全員が出したカードに投票して、投票数だけ得点になる。収納面では、『ディクシット』『ディクシット2』が全て収まるようになっている。全部のカードをまとめて遊ぶことが可能。