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テイクイットイージー(Take it Easy!)

あちら立てればこちら立たず
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発売後30年近くになっても現役のこのゲーム、ルール説明はほとんど要らず、適度に悩ましく、短時間で終わり、考えれば奥が深い。ほかのプレイヤーとの関わりは薄いが、何人でも遊べて時間も変わらない。名作と評する人が多いのも頷ける。
全員同じ組み合わせの六角形タイルをもつ。代表がランダムに1枚引いて自分のボードの好きなところに配置。ほかの人も同じタイルを探して、それぞれ自分のボードに置く。これを繰り返して、ボードがいっぱいになったら得点計算を行う。
得点計算は、3方向15本の線について、色が揃っていれば書いてある数字×タイル数の得点が入る。1枚でも別の色が混じっていれば得点はなし。タイルは3方向が重なっており、あちら立てればこちら立たずなのが悩ましい。高得点を優先した一点集中作戦か、全体的にまんべんなく散らす作戦か。いずれにしても終盤は、ほしいタイルが来るかどうか非常にドキドキする。
タイルを探すのにちょっと手間がかかるのと、ほかの人とのインタラクションがないのが玉に瑕だが、終わってから会心の作品を褒め称えあうのがよいだろう。タイルは同じ順番なのに、置き方は性格が出るし、結果がずいぶん変わるもので面白い。
Take it Easy!
P.バーレイ/バーレイゲームズ(1983年):ラベンスバーガー(2001年)
1〜4人用/10歳以上/20分
ボードゲームショップ検索:テイクイットイージー

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シュピール’11新作情報:エッガートシュピーレ

村の人生(Das Dorf)
I.ブラント、M.ブラント作、2〜4人用、12歳以上、90分。
何もなく、生活の苦しい村には希望があります。教会、村議会、出稼ぎで名声を築きます。しかし人生は一瞬。死後、村の歴史に名を残すのは誰でしょうか。
独特のアクションシステムに、「死」という要素を加え、時間のマネージメントが求められます。

サンティアゴ・デ・キューバ(Santiago de Cuba)
M.リーネック作、2〜4人用、10歳以上、40〜60分。
『キューバ』『ハバナ』に続くシリーズ第3弾。キューバ第2の都市を舞台に商売の腕を競います。品物を仕入れ、建物や船で勝利点に換えます。住民や建物は毎ゲーム変わるので、組み合わせをよく考えて利益を上げましょう。
ファミリー向けの基本ルールに、発展ルールを加えることで難易度を変えることができます。

パトロンとペテン師(Gönner und Gaukler)
R.クニツィア作、2〜4人用、8歳以上、30分。
予言者、スネークダンサー、ヒゲなしドワーフ、酔っぱらいダンサーなどの芸人を雇い、先を見据えて後援します。後援した芸人が活躍して最もお金を稼いだパトロンが勝者です。
eggertspiele
シュピール’11新作情報