Posted in た行 国産

ツキサスホールデム(Tsukisas Hold’em)

弁慶の立ち往生
ツキサスホールデム
1枚だけの手札で強弱を競う国産同人のギャンブルゲーム。勝てれば粘土でできた人形に槍を刺すことができるが、勝つか負けるかは運と、度胸次第だ。
まずは粘土をこねこねして人形を作る。出来栄えを投票して、優秀作品を作ると槍を1本少なくスタートできる(ビューティーコンテストルール)。この人形が槍だらけにならないように頑張ろう。
毎ラウンド1枚カードが配られ、カードを見て勝負に参加するか降りるかを決める。参加することにした人だけでカードをオープン。数字の一番小さい人が負けとなり、勝負に参加したほかプレイヤー全員から槍を刺される。最後は、手持ちの槍と、自分の人形に突き刺さった槍の合計が最も少ない人の勝ち。
だからできるだけ勝負に参加して、どんどんほかの人形に槍を突き刺したいところだが、手札があまりよくないのに勝負に参加すると、逆に突き刺される恐れがある。
カードは単純に数字勝負ではない。自分の人形に槍がたくさん突き刺さっているほど強くなる「隠者」、最強だが場に「乙女」があると最弱になってしまう「騎士」、「騎士」がいると力が激減する「ドラゴン」など、ほかのプレイヤーが出したカードによって強弱が変わる。だから数字が弱くてもすぐ降りてはいけない。ほかのプレイヤーがこの場で何を出そうとしているか、槍の数から予想していく。
8人でわいわいがやがやとプレイ。強いカードが覆されたり、弱いカードがそのまま弱かったりと裏目裏目で勝てなかったが、ぶすぶすと突き刺されていく人形の姿がおかしくて楽しかった。
ツキサスホールデム
北条投了/チキンダイスゲームズ、芸無工房(2013年)
4~12人用/30分

Posted in 雑誌・書籍

ゲームマーケット2014春:インスト本

6月1日(日)に東京ビッグサイトで開かれる「ゲームマーケット2014春」にて、私の執筆したブックレット『インスト論』がペンタメローネのブース(I11)にて頒布される。A5サイズ14ページ、100円。

ペンタメローネは東京・立川のカフェで、ブログ「ボードゲームを始めよう」のsirou氏がプロデュースして定期的にボードゲーム会を開催している。活動の中で「オープンゲーム会を含むゲーム会に参加する人間、特にゲーム会への参加慣れをしていない人向けに、インスト(ルール説明)の指針となる指南書のようなものを作ることができないか」という声が上がり、主旨に賛同する人から原稿が寄せられた。

当日ペンタメローネのブースで入手できるのは3冊で、草場純氏『インストラクトについて』(50円)、小野の『インスト論』(100円)、そしてsirou氏『俺のインスト』(ゲームを買った人のみ無料配布)。

『インスト論』では、米独日のインスト論をまとめた。特に日本ではインストの神様・TTBさんのインタビューを収録。ボードゲーム愛好者にはきっと参考になると思う。ご興味のある方はペンタメローネのブースにお立ち寄り下さい。

ペンタメローネ