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ルフトハンザ、ヘックメックジュニアを無断製作、配布中止に

航空会社のルフトハンザは、機内で子供用に配布していたダイスゲームが、R.クニツィアの『ヘックメック・ジュニア』と同じ内容であったことから、抗議を受けて配布を中止した。
ルフトハンザが配布していたのは『ホッチポッチ』というタイトルのダイスゲーム。ダイスを振ってタイルを取るゲームで、『ヘックメック・ジュニア』と酷似していたことから、作者のR.クニツィア氏が弁護士を通じて抗議。ルフトハンザ社は抗議を受け入れて配布を中止した。
このニュースを報じたシュピールボックス・オンラインは「ボードゲームデザイナーは、この国でも探せば盗作品に突き当たることを示している」とコメントしている。日本では『ラブレター』の中国製海賊版が日本に入っていることが判明して話題となったが、このような問題は洋の東西を問わないようだ。
R.クニツィアの作品は、以前にも同内容のiOSアプリが無断で製作販売されたことがある(TGiWニュース)。
Spielbox-Online:Reiner Knizia ./. Deutsche Lufthansa AG

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シュピール’14:ツォッホ出版

コンポーネントの豪華さと、親しみやすいルールで定評のあるドイツの出版社です。
マングローヴィア(Mangrovia)
A.スヴェンソン作、2~5人用、10歳以上、60~90分。
カリブのマングローブ林を舞台に、小屋を建てるのによい場所を争います。小屋をたくさん建て、神聖な場所を取り、アミュレットを集めることで得点になります。
小屋を建てるには、「アクティブ」な土地の代金をちょうど支払わなくてはいけません。代金がカツカツになっていくこのゲームを制するには、アクション選択のタイミングが重要です。アクションを表す祭儀場マスを、ボートが移動しています。これによって、選択できるアクションの組み合わせが変わります。

ビースティーバー(Beasty Bar)
S.クロース作、2~4人用、8歳以上、20分。
動物たちが着飾ってナイトクラブ「ビースティーバー」に行きます。ほかの動物を押しのけて無事に入ることができるのは誰でしょうか。
動物カードを出して、一列に並べていきます。それぞれの動物には特殊能力があり、順序が変わります。動物が5匹になったとき、最初の2匹がナイトクラブに入り、最後の1匹はイエに帰らなければなりません。自分の動物をたくさんナイトクラブに入れたプレイヤーの勝利です。
バイトナイト(Bite Night)
R.ヴェッタリング作、3~4人用、8歳以上、20分。
アクションゲーム好きのためのカオスなゲームです。
まず、手札からカードを裏にして中央に重ねていきます。そして同時にタイルをめくり、必要な物を素早く取ります。ゲームの最後に、伏せておいたカードを公開して順番に処理し、タイルがどの組み合わせで何点になるか決まります。自分が出したカード通りにタイルを集めても、ほかのプレイヤーの出したカードでひっくり返されるかもしれません。
空飛ぶくつ下(Socken Pfeffern)
F.ベーベンロート作、2~4人用、6歳以上、45分。
おもりの入ったくつ下を投げてワッシャーの的に当てるアクションゲーム。アウトドアでもプレイすることができます。

スシゴー!(Sushi Go!)
P.W.ハーディング作、3~5人用、8歳以上、20分。
2013年にオーストラリアのアドベンチャーランドゲームズから発売されたカードゲームのドイツ語版。ドラフトで寿司ネタを集めて得点します。
TGiWレビュー:スシゴー!