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シュピール’14:ホワッツユアゲーム?

イタリアからドイツに居を移した出版社です。『マデイラ』『ヴィニョス』『ヴァスコ・ダ・ガマ』などのヘビーなゲーマーズゲームを製作しています。
戦国(ZhanGuo)
M.カネッタ、S.ニッコリーニ作、2~4人用、12歳以上、60~120分。
紀元前221年に秦の始皇帝は戦国時代に終止符を打ち、中国を統一しました。プレイヤーは皇帝の使者として、帝国の統一に貢献することを目指します。インフラを整備し、万里の長城を建設し、兵馬俑を作ります。
アクションはカードをつかって行います。カードは自分のボードに置いて自分の能力を上げるか、全体のボードに置いて兵力を集めたり、建設したり、秦の軍隊を増員して移動したりします。皇帝に気に入られるためには、タイミングと方法が重要です。しかし、力をつけすぎたり、労働者を集めすぎたりすると民衆の支持を失い、ほかの王国が台頭することにもなりかねません。皇帝に貢献しつつ、民衆を反乱させなかったプレイヤーが勝利します。得点方法が数多くあり、多様な戦略が取れるゲームです。
作者は『ドージェの船』(ジョーキクス、2012年)のデザイナーコンビです。

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シュピール’14:アバクスシュピーレ

『花火』ドイツ語版で一昨年、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した出版社です。
ロイヤルズ(Royals)
P.ハウズ作、2~5人用、10歳以上、60分。
17世紀の貴族となって、ヨーロッパの覇権を争います。国カードをうまく使い、影響力を高めボーナスを獲得します。高い地位を手に入れるには、それだけカードも多く必要となります。また、すでに獲得した地位も陰謀カードで奪われることがあります。
手番にはカードを引き、カードをプレイしてボード上の都市に自分のコマを置きます。都市にはいろいろな地位があり、獲得するのに必要なカード枚数が異なります。すでにほかのプレイヤーが獲得している地位は、陰謀カードと国カードをプレイして奪うことができます。その都市で最初に地位を獲得したり、1つの国にある全ての都市で地位を獲得したりするとボーナスがもらえます。
ゲームは3つの時代にわたって行われ、時代が終わるごとに得点計算があります。得点計算では、4つの国でそれぞれ最も影響力の高いプレイヤーが勝利点を得ます。ゲーム終了時には、それぞれの地位に応じた得点が入り、合計点の多いプレイヤーが勝利します。地位を集めるか、国を固めるか、その両立を狙うかで選択が悩ましいゲームです。
作者はオーストラリア人で、『フランシス・ドレイク』などの作品があります。

花火ポケットボックス(Hanabi Pocketbox)
A.ボザ作、2~5人用、8歳以上、30分。
昨年のデラックス版に続き、今度は小箱の缶入りです。