シュピール’14:来場者新記録
10月16日から4日間にわたってドイツ・エッセンで行われたシュピール’14は、来場者が158,000人と過去最高であったことが、主催のフリードヘルム・メルツ社の発表で判明した。昨年の156,000人から2000人の増、一昨年と比べると10000人増加している。
ここ数年は15万人前後で推移していたが、いよいよ16万人に近づいてきた。今年もノルトライン・ヴェストファーレン州内の学校の秋休みに重なり(金~土曜日の3日間)、親子連れが多数参加。また売り切れになる前に購入を急ぐ参加者が会場入口に集まり、毎日予定の10分前に開場しなければならないほどだった。出店者の規模は昨年からほぼ横ばいだったものの、ホールを増やして展示面積を昨年の48000平方メートルから58000平方メートルに広げていたため、混雑は緩和された。
来年のシュピール’15は10月8日(木)から4日間。例年よりも会期が早まっている。
『宝石の煌き』多言語版、11月中旬発売
今年のドイツ年間ゲーム大賞のノミネートされた宝石コレクションゲーム。日本では今年5月に輸入版が発売されたが、その後品切れが続いていた。プレイヤーは商人ギルドの長となり、資産を使って鉱山に投資し、自分の船を新世界へ送り出し、優秀な職人たちを雇い、原石を美しい宝石へと磨き上げる。
ポーカーチップのようにずっしり重い宝石・黄金トークンを使う。これで発展カードを購入し、そこから威信ポイントやボーナスを受け取る。このボーナスにより、ほかの発展カードを安く購入できるようになる。また、ボーナスが増えることで、貴族の訪問カードを購入しやすくなり、さらに威信ポイントを増やしていく。
簡単なルールとプレイ時間の短かさに加え、深い戦略性で、1回プレイするとすぐにもう1回プレイしたくなる作品。今年の話題作が入手しやすくなるのは嬉しい。
・TGiWレビュー:宝石の煌き