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シュピール’14:スカウトアクション

ボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は、ドイツのボードゲームメッセ「シュピール」で発表された新作の人気投票「スカウトアクション(Scoutaktion)」を現地で行い、結果を発表した。この投票は重複投票を避けるため記名式で行われ、1~5の5段階で評価する(1が最高)。結果は以下の通り。
1位はS.フェルトの深海調査ゲーム『アクアスフィア』、2位はR.シュトックハウゼンの『オルレアン』、3位はイタリア人デザイナーコンビの『戦国』。プレイ時間90分以上の遊びごたえのあるゲームがランキングの殆どを占めた。
また規定票数には届かなかったが評価の高かったものとして、『アルルの大地(Arler Erde)』、『セイル・トゥ・インディア(Auf nach Indien!、OKAZU Brand作品のドイツ語版)』、『ブルーポイント(Blue Points)』、『ユーフォリア(Euphoria)』、『フラッシュフィッシュ(FrischFisch)』、『ヒストリア(Historia)』、『マヘ島(Mahe)』、『ミソトピア(Mythotopia)』、『ネーションズ・ダイスゲーム(Nations: Das Wüfelspiel)』、『マンハッタンプロジェクト(The Manhattan Project)』が挙げられている。
【フェアプレイ・スカウトアクション】(40票以上)
1位:アクアスフィア(AquaSphere/ホールゲームズ・ペガサスシュピーレ)1.87
2位:オルレアン(Orléans/dlpゲームズ)1.93
3位:戦国(ZhanGuo/ホワッツユアゲーム?)1.96
4位:アルケミスト(Alchemists/チェコゲーム出版)1.98
5位:デウス(Deus/パールゲームズ)2.02
6位:ムラーノ(Murano/ルックアウト)2.16/41票
7位:シュタウフェン朝の人々(Die Staufer/ハンス・イム・グリュック)2.17
8位:パッチワーク(Patchwork/ルックアウト)2.24
9位:ビースティバー(Beasty Bar/ツォッホ)2.39
10位:アビス(Abyss/ボンビックス)2.44
11位:コルトエキスプレス(Colt Express/ルドノート)2.49
12位:ファイブトライブス(Five Tribes/デイズオブワンダー)2.50
Fairplay Online:Tagesergebnisse der Scoutaktion 2014

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第9回カルカソンヌ世界選手権、望月隆史氏優勝

10月19日、ドイツのエッセンで行われているメッセ「シュピール」にて、第9回カルカソンヌ世界選手権が開催され、日本代表の望月隆史氏が昨年優勝のP.リツァルドプロス氏(ギリシャ)を破って優勝した。日本代表は4回目の参加にして初めて栄冠をつかんだ。
世界32カ国の代表と、昨年のチャンピオンP.リツァルドプロス氏が参加。予選を6ゲーム行い、勝ち数で上位4人が準決勝に進出した。予選を通過したのはスロヴァキア、日本、ポルトガル、ギリシャ代表という顔ぶれ。望月氏を除く3人は全員、ギリシャ代表のP.リツァルドプロス氏をはじめ昨年の世界選手権にも出場している。一昨年のチャンピオンで昨年は準優勝だった本命のM.モイズィス氏は5位で予選通過ならず。
望月氏は予選を2位で通過し、準決勝ではポルトガル代表を40点という大差で破って決勝に進出した。決勝はP.リツァルドプロス氏との対決となり、劣勢だったが104対87で逆転勝利。第6回で準優勝した小向真之介氏の成績を上回り、日本初の優勝トロフィーをもたらした。
会場ではカルカソンヌのデザインをあしらった着物姿のメビウスママさんをはじめ、多くの日本人が応援に駆け付けた。ツイッターでは愛好者による祝福と興奮の声でにぎわっている。
Togetter:2014カルカソンヌ世界選手権大会
Spielzentrum Herne:8th Carcassonne World Championships 2014