オリジナルは麻雀牌のような形状で、2005年に発売された。日本でも流通し、中毒性の高い作品として知られているが、現在は本国の韓国でもほとんど流通しておらず、入手が困難な状況にある。
「まんまる」は東京・江戸川区の公民館で活動しているボードゲームサークル。メンバーが『ピーパー』大好きだったものの、ゲーム会に持ち込むには重くて不便だったことと、遊んでもらったときに「これどこで買えますか?」という問い合わせが多かったことから製品化に動いた。また単純なルールで家族で遊べ、あまりボードゲームに馴染みのない人でも楽しめるゲームだったことも、サークルのスタンスに照らし合わせて製作販売するに相応しいゲームと考えたという。
『ピーパー』は前の人よりも大きい数を出していき、いち早くなくすことを目指す。同じ数字があれば手番でなくても出すことができるというルールと、3枚、4枚揃っていれば、前の人の出しているカードを無視して出せるというルールによって、『大富豪(大貧民)』とは違ったプレイ感が楽しめる。今回のカードゲーム化にあたって、点数計算の方法の簡略化、カード失点のアイコン表示、スタートプレイヤー表示、図解を入れ分りやすさを重視した説明書、難解なチャレンジルールのオプション化など、遊びやすくするための改良が加えられている。
現在はテンデイズゲームズでのみ取り扱われているが、増版でき次第、ほかの専門店でも取り扱われる予定となっている。
・ボードゲームサークルまんまる
・テンデイズゲームズ:ピーパーカード