『タシュ=カラール:極北の永久霜』日本語版、2月下旬発売
チェコゲームズ出版(チェコ)から昨年秋に発売された作品。2013年に発売された『タシュ=カラール:伝説の闘技場』の最初の拡張セットである。凍てつく永遠の冬の国、雪原と氷河におおわれた北の山岳、冷たく煌めく氷晶の王宮から、新たなる流派『永久霜流』が挑む。
伝説の闘技場「タシュ=カラール」で、魔術師たちが決闘を繰り広げる。カラライト石を配置し、魔力を配列し、夢幻のクリーチャーを召喚して相手のクリーチャーを破壊するのが目的だ。手堅い帝国流、恐るべき猛攻の高地蛮流、変幻自在の樹界精霊流に加えて、はるか極北の地の流派、永久霜流18体が参戦する。永久霜流が召喚したクリーチャーの能力は、その場で力を顕すだけではなく、後から、ここぞという時に襲いくる。今までの戦術だけではなく、冷静な判断力と的確なタイミングを読む力が求められる。
ゲームは1対1の決闘形式、2対2のタッグ戦、バトルロイヤル戦など、人数によってさまざまな遊び方があり、さらに戦いの中で皇帝の要求を満たすことを目指す「クラッシック戦」と、ひたすら破壊を行う「デスマッチ戦」の2種類の競技ルールがある。新しい流派が加わることで、対戦の組み合わせが増え、より戦略性を増すことになる。
第3回ボードゲーム川柳大賞:結果発表!
先月に募集しました第3回ボードゲーム川柳大賞の選考が終わりましたので、結果を発表いたします。今回は前回とほぼ同じ806句の応募を頂きました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
選考はMCヤンさん&MCオオハシさん(ぼどばら)、タナカマさん(テンデイズゲームズ)、ふうかさん(ふうかのボードゲーム日記)、メビウスママさん(メビウスゲームズ)、渡辺範明さん(ドロッセルマイヤーズ)、当サイト管理人おので行いました。各自、大賞としてふさわしいと思うものを10句と、個人賞として1句を選び、票数の多かったものを大賞、次いで多かったものを入賞としました。これだけ多いと前回と重なるものもあるかと思っていましたがそんなことはなく、新しさの光る作品がたくさん寄せられました。選外にも傑作がたくさんあり、選考に頭を悩ませることになりました。
受賞者の方には順次、副賞の贈呈につきましてメールかツイッターのDMで連絡を差し上げますので、ご返信をお願いします。
大賞
日本から ドイツに届いた ラブレター(あきたけ)
入賞
娘だけ 使える特権 ふりなおし(おちむ)
厳格な 父が笑顔で ぴっぐてん!(らりお)
テンデイズゲームズ賞
ゲーム慣れ ゲーム選びも うまくなる(太陽皇子。)
評:遊ばせてもらう一方だった人が、慣れるに従って別の人を誘う、ゲームを選ぶ立場へと変っていく様子が見て取れ、ゲームの熟練度を表す一つの形として、すごくいいと思いました。(タナカマ)
ドロッセルマイヤーズ『HYKE』賞
期待値を 期待する程 裏切られ(Celsius/ゆづきん)
ぼどばら賞
ポチポチポチ ポチポチポチポチ ポチポチポチ(たなやん)
ふうか賞
この隙間? いやこの隙間? うわ入らん!(あっきぃらびっと)
メビウスママ賞
世界一 ママの和服も 誇らしく(うぃりあむ)
Table Games in the World賞
あ、うん、そう… 人生ゲーム みたいなね…(ナフタレン(レンさん))
評:「趣味はボードゲームです」のあとに続く説明の難しさと、やっぱり分かってもらえない諦めを、歌の余韻が見事に引き立てています。(おの)