2014年秋にdlpゲームズ(ドイツ)から発売され、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた作品。大賞は逃したものの、国内外で高い評価を得ている。日本では輸入版をゲームストア・バネストが扱っている。日本語版にあたって、ボードや建物のタイルが日本語化されることになり、ゲームの世界により浸れるようになった。
フランスの中世都市オルレアンの有力貴族となり、さまざまな職業の者たちを従者として雇い、その能力を利用して財をなし、街の発展に貢献することを目指す。従者のチップを袋に入れて、そこから引いてアクションに配置する。そのアクションで新たな従者を雇ったり、要らない従者を除外したりすることにより、自分が狙ったアクションを行いやすくする「チップ構築ゲーム」だ。
アクションは新たな従者を雇うほかに、商品を生産したり、建物を建てたり、陸路や水路を移動して自分の取引所を作ったりするものもある。さまざまな得点方法をどのように組み合わせるか、やりがいのあるゲームだ。
・TGiWレビュー:オルレアン(Orléans)