「知ったかプロジェクト」発動、ゲームマーケット秋に4タイトル
ポッドキャストとゲーム創作のサークル「豚小屋」は21日、『知ったか映画研究家』のスピンオフ作品を作るプロジェクト「知ったかプロジェクト」の立ち上げを各ポッドキャストにて発表した。5つのポッドキャストパーソナリティが参加し、ゲームマーケット秋に向けてゲーム制作が開始される。
『知ったか映画研究家』はダイスでランダムに生成される映画タイトルについて、即興で評論しあい、誰の評論が一番良かったかを投票で決める大喜利系コミュニケーションゲーム。ゲームマーケット2015大阪で頒布され、当サイトの国産新作評価アンケートで2位となっている(TGiWニュース)。
「知ったかプロジェクト」に参加して作品を制作するのは「豚の鳴き声」をはじめ、「今夜もアナログゲームナイト」の太陽皇子。氏、「大門さいころ倶楽部通信」のGSひかる&ひか★りん氏、「いかとりにょりのいかがわしいラジオ」のりにょり氏の4名で、「ほらボド!」のちゅぱみ氏がイラストを手がけることになっている。いずれもボードゲームポッドキャストのパーソナリティを務めている人たちだ。
プロジェクトではランダムに生成されるお題について即興で今にも知っているように語るというルールで、妖怪、Jポップ、お悩み相談、同窓会のテーマで4つのゲームが制作される予定。これに合わせて売り切れていた『知ったか映画研究家』も再版し、11月のゲームマーケット2015秋での同時発表を目指している。
・豚小屋:重大発表!「知ったかプロジェクト」
『パンデミック:完全治療』日本語版、6月下旬発売
2014年に発売され、ゴールデンギーク賞で総合、ファミリー、テーマ、ソロの4部門にノミネートされた作品。国内では、ボードゲームポッドキャスト「ふたりはボドキュア!」で取り上げられ、一般発売が待望されていた。テーマはボードゲーム版の『パンデミック:新たなる試練』と同じく、高度な経験と技術を持つ医療チームとなって、世界中に蔓延する凶悪な4種類の病原体と戦う。
各プレイヤーは「危機管理官」、「通信指令員」、「衛生兵」といった独自の特殊能力をもつ役割に就き、世界中を移動して感染者の治療をし、病原体のサンプルを収集して治療薬を開発しなければならない。プレイヤーチームが協力して、4つの病原体すべての治療薬を開発できればプレイヤーチームの勝利。しかし、感染率が上限に達したときや、アウトブレイクが多数発生したとき、そして感染者の数が増えすぎたときには敗北となってしまう。
各プレイヤーは独自の能力が表示されたダイスを振って、その結果でアクションを実行する。時間の経過とともに増殖する病原体を、早目に食い止めなければエピデミック、そしてアウトブレイクが発生してしまう。各自の判断力とチームワーク、CDCから供給されるイベントカードの効果を駆使し、ダイス運も味方につけて、すべての病原体の治療薬を開発しなければならない。
ボードゲーム版の緊張感をそのままに、プレイ時間を短縮して気軽に楽しめるようになった。はたして、君たちは人類を救えるだろうか?
写真は英語版です。