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『見逃してもイイよ!』日本語版、5月23日発売

アークライトは5月23日、密輸をテーマにしたフランスのブラフゲーム『見逃してもイイよ!(Prohis)』日本語版を発売する。M.ブルネンカント作、3~6人用、10歳以上、20分、2200円(税別)。
ブラックロック出版(フランス)から2014年に発売された作品。輸入版は『プロヒス:取締局捜査官』というタイトルでゲームストア・バネストから流通している。
禁酒法時代、酒の密輸業者となって、当局の目を逃れつつ商売するゲーム。合法な品物の中に密輸の酒をまぎれこませ、運任せに出荷する。しかし出荷品の輸送は危険がいっぱいだ。ほかの業者は汚職警官を使ってあなたの荷物を査察し、没収する機会を虎視眈々と狙う。騙し合いと交渉術をうまく使って、誰よりも儲けるのは誰か?
自分の手番になったら手札を裏向きに出す。「合法貨物カード」だけを出しても、「違法貨物カード」を混ぜてもよい。ただし、ほかのプレイヤーから査察を受ける可能性がある。査察が行われ、裏向きのカードが公開されたときに「違法貨物カード」が出てきてしまったら、カードを出したプレイヤーのものになるはずだった得点は、査察したプレイヤーのものになってしまう。ワイロを渡せば、査察を見逃してもらえる。
手番中に行う「仕入れアクション」では主に公開された貨物カードから手札に加えていくので、どれを手札に加えるかという駆け引きもある。会話の中で腹の内を探りながら、高得点を目指そう。
アークライトゲームズ:見逃してもイイよ!完全日本語版
見逃してもイイよ!(コンポーネント)

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プフェファークーヘル2015に『マルコポーロの足跡』

今年度の新作ゲームの人気を占う「プフェファークーヘル(Pfefferkuchel)」の結果が、ドイツのボードゲーム情報サイト「トリックトラック」にて報告された。
「プフェファークーヘル」は、復活祭の休日を利用して約300名の参加者がホテルに集まり、1週間ボードゲームを遊ぶイベント。参加者は気に入ったゲームを3つまで挙げ、これに上から3,2,1点として集計している。過去11回中10回で、3位以内に入ったゲームがドイツゲーム賞を受賞しており、予備投票に近いものとして注目される。
今年の一番人気は『マルコポーロの足跡』。ダイスを配置してアクションを行い、ヴェネツィアから北京へ旅するゲームで、『ツォルキン:マヤ神聖暦』のイタリア人デザイナーコンビがデザインした。2位はフランスの中世都市を舞台にしたチップ構築ゲームの『オルレアン』、3位は南米の部族たちが争うタイル配置ゲーム『カカオ』。
Boardgame Memo:マルコポーロの足あと
10位以下は次の通り。今年もこの中の多くがドイツゲーム賞に入賞すると考えられ、また現在選考が行われているドイツ年間ゲーム大賞・ドイツ年間エキスパートゲーム大賞へのノミネートも期待される。
【プフェファークーヘル2015】
1位:マルコポーロの足跡(Auf den Spuren von Marco Polo/ハンス・イム・グリュックN)151点
2位:オルレアン(Orleans/dlpゲームズE)136点
3位:カカオ(Cacao/アバクスN)90点
4位:エボリューション(Evolution/シュミットN)55点
4位:アクアスフィア(Aquasphere/ペガサスE)55点
6位:エリジウム(Elysium/スペースカウボーイズN)49点
7位:ウィーン(Vienna/シュミットN)45点
8位:ルイージ(Da Luigi/コスモスE)42点
10位:ファイブトライブス(Five Tribes/デイズ・オブ・ワンダーE)34点
10位:工房の錬金術師(Alchemisten/チェコゲーム出版E)41点
(出版社名の後のEはエッセン・シュピール14、Nはニュルンベルク国際玩具市2015の新作を表す)
Tric Trac:Pfefferkuchel 2015 spürt Marco Polo auf