『ビックリマン 悪魔VS天使 人生ゲーム』発売
チョコレート菓子「ビックリマンチョコ(悪魔vs天使)」の発売30周年を記念して制作された人生ゲーム最新シリーズ。懐かしの「ビックリマンカード」を105枚収録。ビックリマン<悪魔vs天使>シリーズのストーリーに沿って、天使として仲間(ビックリマンカード)を増やし、次界を目指す。最終的には1位ではなく、「ビックリポイント」の最も多いプレイヤーが勝利する。
「ビックリマンカード」にはホログラムのヘッドももちろん入っており、悪魔・天使・お守りのカードが揃うとポイントが高まる。また、ビックリマンチョコを模したパッケージに、ウエハース型の内箱と見た目にもこだわった。マス目にも人気のキャラクターのほか、「聖神パシーでヘッドロココにパワーアップ」や「シャーマンカーンの理力パワーが悪魔をキャッチ」などの懐かしいテキストが散りばめられている。
これと同時にパッケージやシールのデザインが異なる「30th限定ver.」も発売されている。価格は同じだが受注生産で、注文受付は終了している。
・タカラトミー:ビックリマン 悪魔vs天使 人生ゲーム
『ウェブDBプレス』にボードゲーム記事
Webアプリケーション開発者向けの雑誌で、プロダクトアーツの坂上卓史氏が執筆した。グラフィックや音楽だけでなく、ゲームのルール自体を深く掘り下げる。
ボードゲーム以外の雑誌で異例ともいえる長い記事は章立てになっている。第1章「夢中にさせる魅力はどこから来るのか」では、ボードゲームの特性を社会性、芸術性、物質性、思考性という4つのキーワードで分析。さらにボードゲームでよく使われるシステムをエリアマジョリティ、拡大再生産、ワーカープレイスメントなどを紹介する。
第2章「コンセプトの決定」では、プロダクトアーツの『ART OF WAR the card game』を実例として、ターゲットやテーマの設定、アイデアの生み出し方などデザイン過程を明らかにしていく。「テーマが先かシステムが先か」といったボードゲームデザインではおなじみの議論も。
第3章「ゲームデザイン」第4章「完成に向けて」では、プロトタイプやテストプレイといった製品化への過程を紹介。なぜ面白くないかを自己分析する基準や、バランス調整の方法、さらにはリリース後のアップデートにも触れられている。
ゲームアプリ開発者が急増していることに応えた記事だというが、ボードゲーム愛好者にも、ボードゲームを普段とは違った視点で見られる記事となっている。
・技術評論社:WEB+DB PRESS Vol.87