ドイツのボードゲーム市場、前年比10%増
ドイツのボードゲーム出版社協会(Spieleverlage e.V.)は1月24日、ニュルンベルク玩具見本市の開催に合わせて2015年のボードゲーム売上を発表した。
発表によると、2015年の「ボードゲームとパズル」のジャンルは前年比10.3%の売上増。キッズゲーム全体で20%以上、未就学児向けのキッズゲームで12%、ファミリーゲームで17.8%の増加になったという。前半期で8%増加していたが、後半期にさらに伸ばした。
2014年には温暖な気候とワールドカップのためアウトドアの支出に押され、売上が落ち込んでいたが、2015年には完全に回復しただけではなく上積みもできたようだ。同協会の議長を務めるH.フッター(フッフ&フレンズ社)は「我々はドイツのボードゲーム業界の代表として活発な国内需要に喜んでいるだけでなく、依然としてドイツのボードゲーム出版社とデザイナー魂がこの20年、世界的なボードゲームの文化革命を起こしたことにも喜んでいます。そしてこのみんなの熱狂がボードゲームが高品質を保ち、成功し続けるための一番の保証となっています。ボードゲームは老いも若きも結びつけ、新しくて革新的なボードゲームのアイデアを試し、購入しようと足繁くお店に向かわせるのです。」と述べている。
・Spieleverlage e.V.:Treibhausklima für Umsätze in der Spielekiste 2015
カナイセイジの『舞星・雅』、3月5日発売
2010年にカナイ製作所から発表されたタイトルのリメイク。『舞星』から一部ルールを改訂し、追加カードを加えた。どスイッチゲームズがカナイセイジ氏の作品をリリースするのは『Gods’ Gambit ~神々の一手~』に続いて2タイトル目となる。
プレイヤーは花柳界に名を馳せた伝説的な名妓「舞星」の二代目の座を争う芸者たち。評判を上げることでさまざまな客の座敷を務め、3回の祭りの間に最も多くの金子を稼ぐことを目指す。単純に評判を広めるだけではお金は稼げず、評判を広めることをおろそかにしていては上客がつかない。手札にある民衆カードのうち
、どのカードで評判を上げ、どのカードでお金を稼ぐかをよく考える必要がある。誰かの手札がなくなった時点でラウンドが終了し、残った手札はペナルティになるため、いかに早く手札を使い切るかも重要だ。
登場人物がカナイ氏のほかの作品にも登場するなど、カナイファンにとっても待望の作品だ。
内容物
民衆カード80枚、芸者カード12枚、早見表カード6枚、金子トークン48個、ルールブック