シュピール16:出展、初の1000団体超え
10月にドイツで開かれる世界最大のボードゲームメッセ「シュピール」で、出展団体が初めて1000を超えることが主催のフリードヘルム・メルツ社の発表で明らかになった。昨年の911団体から約1割増となる。
国別でも昨年の41から50カ国に増加。会場も昨年から2ホール追加される。新作の増加に対応して、プレス用の前日プレビュー用にも1ホール用意されることになった。現在、ドイツのボードゲーム市場は前年度比で1割ほど売上が伸びており、昨年16万2千人だった参加者もさらに増える可能性が高い。
入場チケットは今月からオンラインで購入可能となっている。1日券が13ユーロ+手数料、4日通し券が31ユーロ+手数料。12歳以下の子ども、学割、障害者割、家族割、10人以上の団体割がある。1日券には、地下鉄乗り放題付きで+2ユーロもある。
Friedhelm Merz Verlag:Opening hours and tickets
監査しますぞえ?(Inspect Masuzoe?)
しどろもどろの釈明会見
知事となり、「クレヨンしんちゃんのコミックス」「シルクの中国服」「温泉旅館の宿泊費」など、いわゆる「違法でないが不適切」なものを政務活動費で落としたことを納得してもらうプレゼンゲーム。
2枚のカードが配られ、1枚ずつめくって、それがどうして政務活動費から支出しなければならなかったか釈明する。判定はほかの全員で、多数決。承認されたらカードを表に、通らなかったら裏にしておく。
2周した後、サイコロを1回振って知事留任できるかチャレンジ。2回とも承認されていれば2~5で留任となるが、1回も承認されていないと5~6でしか留任できない。
6人で20分。「違法ではないが不適切な魔改造フィギュア」はオタクの殿堂を作るための資料として、「大量のヨーカン」は外国人の賓客に日本の伝統を伝えるプレゼントとして承認されたものの、「アイドル歌手のCD(握手券付き)」がアイドルが大好きな助役を仕事させるためだったとか、「自宅のリフォーム代」は知事の給料が安かったからとか、半分が却下。結局ダイスで3人が辞任となった。
お題が厳しいほど、釈明がしどろもどろになったり、もう諦め口調になったり。その追い詰められた心境をよく味わうことができた。スタートプレイヤーは「一番最近朝までファミコンをしたプレイヤー」である。
監査しますぞえ?
北条投了/芸無工房(2016年)
4~8人用/30分