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プフェファークーヘル2018に『アズール』

今年度の新作ゲームの人気を占う「プフェファークーヘル(Pfefferkuchel)」の結果が7日、ドイツのボードゲーム情報サイトにて報告された。
「プフェファークーヘル」は、イースターの休日を利用して約400名の参加者がホテルに集まり、1週間ボードゲームを遊ぶイベント。参加者は気に入ったゲームを3つまで挙げ、これに上から3,2,1点として集計している。このランキングで上位だったゲームが秋に発表されるドイツゲーム賞に入りやすく、予備投票に近いものとして注目される。
今年の一番人気は『アズール』。昨年秋の発売以来、高く評価されているタイルコレクションゲームで、日本語版も2月に発売されたが品薄となっている。2位はノルウェーの戦略ダイスゲーム『サンタマリア』、3位はドイツの戦略ダイスゲーム『バイオスフィア』。
10位以下は次の通り。今年もこの中の多くがドイツゲーム賞に入賞すると考えられ、また現在選考が行われているドイツ年間ゲーム大賞・ドイツ年間エキスパートゲーム大賞へのノミネートも期待される。
【プフェファークーヘル2018】
1位:アズール(Azul/プランBゲームズ)160点
2位:サンタマリア(Santa Maria/アポルタ)89点
3位:バイオスフィア(Biosphere/DDD出版)88点
4位:ガンジスの藩王(Rajas of the Ganges/フォイヤーラント)85点
5位:クヴェードリンブルクのやぶ医者(Die Quacksalber von Quedlinburg/シュミット)76点
6位:ザ・マインド(The Mind/NSV)65点
7位:アルティプラーノ(Altiplano/dlpゲームズ)65点
8位:ウッドランド(Woodlands/ラベンスバーガー)39点
9位:レース・トゥ・ニューファンドランド(Race to the New Foundland/ハンス・イム・グリュック)37点
10位:イスタンブール:ダイスゲーム(Istanbul – Das Würfelspiel/ペガサスシュピーレ)35点
Brettspielbox:Pfefferkuchel – Oberhof 2018

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波が押し寄せる浜辺で陣取り『ビーチリゾート・パラダイス』日本語版、5月10日発売

アークライトは5月10日、浜辺の陣取りゲーム『ビーチリゾート・パラダイス(High Tide)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・D.ヘン、イラスト・D.ローハウゼン、3~6人用、8歳以上、25分、4800円(税別)。
オリジナルは2016年、クイーンゲームズ(ドイツ)から発売された。『アルハンブラの宮殿』でドイツ年間ゲーム大賞を受賞したD.ヘンの最新作だ。
プレイヤーは陸(おか)サーファーとなって、できるだけ他のよりも海に近く、眺めの良い場所になるよう、浜辺に自分のデッキチェアを置く。しかし、時おり高い波が押し寄せるため、海に近すぎる場所に陣取ってしまったら、波に飲み込まれてしまう。自慢の髪型が台無しにならないよう気を付けて、眺めの良い場所を確保して、冷たいビールを飲もう。ベストスポットを独占するのは誰か?
手番には袋からサイコロを取り出して振り、その色の列で自分のデッキチェアを出目の分だけ波打ち際へと進める。全員の手番が終わったら、使わなかったダイスの色の列に波が押し寄せる。これを繰り返して、6ラウンドか誰かのデッキチェアが波に飲まれたらゲーム終了。その時点で無事だったデッキチェアのうち、波に近いほど高得点が得られる。
「チキンレース」の要素を手軽に楽しめるゲームで、4種類の拡張ルールが入っており、組み合わせて難易度を変えられる。これからの季節に、自宅で陸サーファーを決めよう。
内容物:ゲーム盤1枚、波タイル12枚、デッキチェア貸出タイル1枚、亀タイル1枚、勝利点マーカー6枚、ビーチパラソル6本、タオル6枚、デッキチェア36個、ダイス18個、布袋1枚、ルール説明書1冊、コイン48枚、サメタイル7枚、警報タイル6枚、サーファータイル6枚、監視員タイル9枚
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