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アラカルトカードゲーム賞2018に『支離滅裂』

ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は25日、ウェブサイトにてアラカルト・カードゲーム賞2018を発表した。識者の投票によって、『支離滅裂(Krass Kariert)』が1位に選ばれた。
『支離滅裂』は、アミーゴ社のゴーアウト系カードゲーム。手札から前の人より強いポーカー役のカードを出して手札を早くなくすゲームだが、手札の順番を変えてはならず、隣り合ったカードしか出すことができない。日本ではメビウスゲームズが取り扱っている。
2位はマーク・アンドレの『マジェスティ』、3位にはドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた『ザ・マインド』が入った。日本人作品は高天原の『花見小路』(4位)とオインクゲームズの『スタータップス』(8位)が入賞し、2013年の『ラブレター』以来6年連続の入賞。複数タイトルの入賞は、『街コロ』が優勝し、『セイルトゥインディア』が4位となった2015年以来3年ぶりとなる。
エッセン・シュピールの初日、『フェアプレイ』のブース前にて、『支離滅裂』デザイナーのK.シュトレンメル氏とアミーゴ社の編集者U.メルター氏を招いて授賞式が行われた。
【アラカルトカードゲーム賞2018】
1位:支離滅裂(Krass Kariert / K.シュトレンメル / アミーゴ)
2位:マジェスティ(Majesty / M.アンドレ / ハンス・イム・グリュック)
3位:ザ・マインド(The Mind / W.ヴァルシュ / ニュルンベルガー・シュピールカルテン出版)
4位:花見小路(Hanamikoji / 中山宏太 / コスモス)
5位:ブードゥープリンス(Voodoo Prince / R.クニツィア / シュミット・シュピーレ)
6位:ヒーローレルム(Hero Realms / R.ドゥーアティ&D.カッスル / ホワイト・ウィザード・ゲームズ)
7位:テキサス・ショーダウン(Texas Showdown / M.メジャー / アミーゴ)
8位:スタータップス(Startups / 佐々木隼 / オインクゲームズ)
9位:イリュージョン(Illusion / W.ヴァルシュ / ニュルンベルガー・シュピールカルテン出版)
10位:第七大陸(The 7th Continent / L.ルディ&B.ソーッター / シリアス・プルプ)
À la carte 2018: Krass Kariert

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『はぁって言うゲーム』11月23日幻冬舎から一般発売

幻冬舎は11月23日、声と表情でニュアンスを伝えるコミュニケーションゲーム『はぁって言うゲーム』を発売する。ゲームデザイン・米光一成、企画・白坂翔、3~8人用、8歳以上、15分、1600円(税別)。
オリジナルはゲームマーケット2017春に「米光と優秀なゲームデザイナーズ」から発表された同タイトルの作品。今春にJELLY JELLY CAFEがリメイクして『ベストアクト』というタイトルで発売し、さらに今回新しいお題を加えて再構成された。
お題カードが「はぁ」だった場合、怒りの「はぁ」、とぼけの「はぁ」、感心の「はぁ」など各プレイヤーに異なるシチュエーションが割り当てられ、身振り手振りを使わずに声と表情だけでお題を表現し、お互いにどの「はぁ」を演じているか当て合う。
お題は「えー」「なんで」といった一言のほか、セリフのない「寝顔」「ウィンク」などの仕草や、「早口言葉」「自己紹介」など30種を収録。思わぬ表情や表現が飛び出して盛り上がるパーティーゲームだ。
幻冬舎は今年9月に『タギロン』、今月に『ラブレター』を発売しており、3ヶ月連続でライトな人気作品を発表することになる。書店でも取り扱われるので、一般層への拡大が見込まれる。
幻冬舎edu:はぁって言うゲーム