『ダンガンロンパ はじめての学級裁判』6月上旬発売
『ダンガンロンパ 1・2 超高校級の人狼』(アルジャーノンプロダクト、2013年)に続き、スパイク・チュンソフトの人気アドベンチャーゲームシリーズが再び正体隠匿ゲームになった。発売10周年となるシリーズ第1作「希望の学園と絶望の高校生(PSPソフト)」のキャラクター16名が登場し、学園内で発生した殺人事件の犯人を探す。人狼系ゲームだが、今度はGM不要で短時間でプレイできる。
「シロ」と「クロ」の2つの陣営に分かれ、お互いに正体がわからない状態で他のプレイヤーの情報をカードなどで集め、対話をしながら正体を探る。「シロ」は殺人事件の犯人である「クロ」を学級裁判で1人でも処刑することができれば勝利、「クロ」は自分の正体がばれないよう注意して他のプレイヤーが処刑されれば勝利となる。
前半の推理パートではキャラクターカードと作品本編で起こった出来事等をモチーフにした「イベントカード」を使用し、情報収集や自分が有利になるような効果を発動させながら推理を進める。後半の学級裁判パートでは前半の情報を元に話し合いを行い、「クロ」を特定する。
苗木誠、舞園さやか、十神白夜、腐川冬子、大神さくらなど、登場するキャラクターには個性を生かした設定があり、組み合わせを変えることによって毎回異なる展開が楽しめる。
内容物:キャラクターカード 16枚、イベントカード 16枚、陣営カード6枚、取扱説明書 1枚
日本卓上開発:はじめての学級裁判
この中にお題の違う奴がいる!『ワードウルフ』4月25日発売
カワサキファクトリーの川崎晋氏が考案し、すごろくや編『大人が楽しい紙ペンゲーム30選』(2012年)に掲載された作品。2018年に楽カフェゲームズが『人狼スペシャルパッケージ』に組み込み、昨年、久保よしや氏がクラウドファンディングで製品版を300個製作したものをベースに一般発売されることになった。女優の橋本環奈氏が2017年、フジテレビ「ダウンタウンなう」で「今はワードウルフが流行ってる」「永遠にできる」などと紹介して話題となった。
「そば」など共通のお題が配られた多数派(市民)に対して、「うどん」など違うお題が配られた少数派(ワードウルフ)を、会話を通して見つけ出す。自分のお題しかわからないので、自分が少数派なのか多数派なのか会話をしながら見極めていく。多数派が話のズレから正体を見抜けるか、少数派がうまく話を合わせて紛れられるか、会話が盛り上がるゲームだ。
65テーマに各6種の言葉があるので、975通りのお題が楽しめるほか、2人用、3人用の特別ルールも収録。ご時世柄ビデオ通話などのオンラインでも遊ぶことができる。
幻冬舎による日本デザイナーズゲームの製品化は『タギロン』『ラブレター』『はぁって言うゲーム』『カタカナーシ』『はぁって言うゲーム2』『ラッセーラ ゲーム NEBUTA BEAT』『ナルハヤのつるぎ』と続々進んでいる。書店でも注文できるのが嬉しい。
内容物:お題カード65枚、ミニホワイトボード8枚、ホワイトボードマーカー1本、説明書