つまんでわかる偽ダイヤ『ミスターダイヤモンド』日本語版、6月29日発売
オリジナルは1993年、ラベンスバーガー(ドイツ)から発売された。絶版になって久しく、幻の作品となっていたが、白坂翔氏(JELLY JELLY CAFE)と秋山昂亮氏(YUTRIO)が監修し、数々のアートワークを手掛けている別府さい氏の愉快なイラストで蘇った。
八角形のボードには、盤面に固定されて取れない偽ダイヤと、ただ置いてあって取れる本物のダイヤがある。手番にはダイヤをつまみ、本物のダイヤだったらアクセサリータイルに置いて得点。偽ダイヤだったら手番終了となる。先に規定点に達したプレイヤーの勝利。
アクセサリータイルは本物のダイヤ1個で完成できるものから、2個、3個必要なものがあり、偽ダイヤを掴まない限り連続手番でチャレンジできる。しかし失敗するとダイヤは持ち越しになるため、次のプレイヤーにチャンスが回ってくる。ほかにもダイヤを揃えると他のプレイヤーから奪える横取りタイルが加わり、よりドラマチックな展開が楽しめる。
固定されている偽ダイヤの配置が絶妙で、覚えているつもりでもまた同じ偽ダイヤを掴んでしまう。観察力と記憶力が問われる作品の復刻だ。
内容物:遊び方説明書 1部、ゲームボード 1台、ダイヤモンドベース 42個、ダイヤモンドシール 44個、アクセサリータイル 16枚
乗客を集めて下ろす『バス&ストップ』6月20日発売
バスの運転手が乗客たちを目当ての目的地まで運ぶカードゲーム。手番には場に並んだ乗客から同じ色のものを取るか、バスに乗っている乗客から同じアイコンのものを捨てて目的地カードを手に入れる。
たくさん下車するほど得点が高いが、バスには定員があってほしい乗客が取れないことも。また目的地カードには限りがあるため、他のプレイヤーがどの乗客を集めているかも見ておかなくてはならない。他プレイヤーが得点したときに同じアイコンを1枚だけ捨てられる「途中下車」、乗ってすぐ降りてしまう「高齢者」を使って空席を用意しておこう。
山札が切れたら1周してゲーム終了で、乗客をすべて降車できたら「車庫入りボーナス」が入る。短時間で駆け引きのあるセットコレクションゲームだ。
バス&ストップ(Bus & Stop / Saashi / Saashi & Saashi, 2024)
場から同じ色の乗客カードを取って自分の前に並べ、同じ種類の乗客が揃ったら得点化。バス定員が10人のため、適宜開けておかないと乗れなくなる恐れがあるが、開けすぎると高得点を狙えなくなる#超新作体験会 pic.twitter.com/lwqW0uAxm6— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) April 27, 2024