魔法の本でドラゴン召喚『ドラゴンキーパー』日本語版、7月5日発売
『アンドールの伝説』のメンツェルがデザインしたカードゲームで、昨秋コスモス社から発売された。エッセン・シュピールのスカウトアクションではファミリーゲームホールで6位。魔法使いたちが魔法の本で子どもドラゴンを召喚する。
2つの山札で「魔法の本」を作り、そこから1枚ずつカードを場に出してスタート。手番には場札を3回まで取り(取るたび補充)、「魔法の本」で指示された色のドラゴンを指示された枚数だけ自分の前に出すことができればごほうびがもらえる。ごほうびは得点になるアミュレットのほか、ジョーカーのドラゴン、もう1手番できる水晶、得点になる他に最も多く集めるとボーナスが付く金の卵があり、何がもらえるかも「魔法の本」で指示されている。
規定枚数のアミュレットが取られるとゲーム終了となり、アミュレットと金の卵、さらにアミュレット3枚1組でもらえる宝石の得点で勝敗を決める。
どのカードが出せるかはめくり運もあるが、手札から「魔法の本」にカードを返して数字や色を変えることもできるため、どのカードを取るかの選択に関わる。また他のプレイヤーの手番に相乗りもできるため、うまく操作して高得点を狙おう。
早上がりのリスク『モジョ』日本語版、6月下旬発売
フライングゲームズ(フランス)から昨秋発売されたカードゲーム。手札をプレイして失点を少なくすることを目指す。
各自8枚の手札が配られ、場に1枚カードが置いてスタート。手番には1枚場にプレイするが、場の数字と同じならば連続手番、高ければ山札から1枚引かなければならない。誰かが手札が3枚以下になったら「モジョタイム」で、そのプレイヤーは手札を裏向きにして、手番のたびに1枚ずつ表にしていく。
こうして誰かの手札がすべて表になったらゲーム終了で、手札に残ったカードや自分の前のカードの数字が失点となる。ただし同じ数字は1枚として、同じ色は一番大きい数字のみカウントする。また最初に手札を表にしたプレイヤーは「モジョカード」を受け取り、他のプレイヤーより得点が高いと失点が10点増えてしまう。
誰かの合計失点が50点になったらゲーム終了で、失点の一番少ないプレイヤーが勝者となる。数字の高いカードから捨てたいところだが手札が減らず、低いカードばかり捨てていては失点が減らない。最初に上がるのはモジョカードのリスクもあり、最後の3ターンはどのカードをプレイするかが悩ましいものとなる。
内容物 カード79枚、ルール1部、スコアシート1冊