今年24回目を迎えるオーストリアゲーム賞は、選考委員が予め候補作を絞り込み、最終的にゲーム経験の少ない一般人に遊んでもらってその評価で決めている。コアな愛好者が選ぶことが多いゲーム賞の中で、広く遊びやすい作品を選んでおり、ドイツ語圏のショップではドイツ年間ゲーム大賞に次いで影響力の大きい賞とされる。直近の受賞作は『フラインゴブリン』『ワンダーブック』『カフェ・デル・ガト』。
『マイセリア』はラベンスバーガー社(ドイツ)から昨秋発売されたデッキビルドゲームで、個人ボードの水滴を移動させて片付ける。新しい水滴が分配される回転台のギミックも見どころだ。日本語版はブリオジャパンから発売予定。部門賞で日本語版が発売されているのは、『サビカ』と『ゲームオブチップス』の2タイトル。
【オーストリアゲーム賞2024】(太字は日本語版あり)
大賞「シュピール・デア・シュピーレ」
マイセリア(Mycelia / D.グライナー / ラベンスバーガー)
キッズ部門ヒット
ガーデンどろぼう(Garten-Gauner / F.シャザル&A.ペローネ / ラベンスバーガー)
ファミリー部門ヒット
フェザーリンク(Federflink / J.プロティエーレ&J.ロドリゲス / ピアトニク)
フレンド部門ヒット
カニの行進(Marsch der Krabben: Das Spiel / J.プロティエーレ / フッフ)
フリーク部門ヒット
サビカ(Sabika / G.P.ミラン / ストローマンゲームズ/ルドノヴァ)
カードゲーム部門ヒット
フィニート(Finito / G.J.ドナー&B.S.スペンス&M.S.スティア / ゲームファクトリー)
トレンド部門ヒット
ゲームオブチップス(Chips / M.オーベール&T.リヴィエール / フッフ)
・Österreichischer Spielepreis:Bekanntgabe des Österreichischen Spielepreises’24