ゴールデンギーク賞は2006年から始まり今年で18回目。英語圏を中心とするボードゲームギークのユーザー層を反映して、大賞はゲーマーズゲームが選ばれる傾向にあったが、一昨年から大賞をライト・ミドル・ヘビーに3分割した。昨年の受賞作はそれぞれ『カーネギー』『ヒート』『キャットインザボックス』。
ヘビー級の『ヘゲモニー』は架空の国家で労働者・中産階級・資本家・政府となって利益を追求する非対称ゲーム。イノベーティブ部門・テーマチック部門でも選ばれており、昨年の日本版The One Hundredでも上位に入っているが日本語版は未発売(Engamesから発売予定)。ミドル級の『アース』はカードを並べて動植物の生態系を作るゲームで、日本語版はリゴレから。ライト級の『サンダーロード:ヴェンデッタ』は1986年に発売された破茶滅茶レースゲームのリメイク作品。
その他の部門賞は以下の通り。2人ゲーム・協力ゲーム部門賞の『スカイチーム』はすごろくやから、パーティーゲーム部門の『ザッツノットアハット』はブリオジャパンから日本語版が発売予定となっている。
【ゴールデンギーク賞2023】
2人ゲーム:スカイチーム(Sky Team)
次点:スターウォーズ:デッキビルドゲーム(Star Wars: The Deckbuilding Game)、アンドーテッド・バトル・オブ・ブリテン(Undaunted: Battle of Britain)
アートワーク&プレゼンテーション:ブルゴーニュの城特別版(The Castles of Burgundy: Special Edition)
次点:アース(Earth)、ヴォイドフォール(Voidfall)
協力ゲーム:スカイチーム(Sky Team)
次点:アースボーン・レンジャーズ(Earthborne Rangers)、スリーピング・ゴッズ:遠くの空(Sleeping Gods: Distant Skies)
拡張:アーク・ノヴァ:マリンワールド(Ark Nova: Marine Worlds)
次点:アルナックの失われし遺跡:消えた調査隊(Lost Ruins of Arnak: The Missing Expedition)、カスカディア:ランドマーク(Cascadia: Landmarks)
イノベーティブ:ヘゲモニー(Hegemony: Lead Your Class to Victory)
次点:スカイチーム(Sky Team)、アースボーン・レンジャーズ(Earthborne Rangers)
ライト級大賞:サンダーロード:ヴェンデッタ(Thunder Road: Vendetta)
次点:クナール(Knarr)、ロングショット:ファラウェイ(Faraway)
ミドル級大賞:アース(Earth)
ノミネート:ブルゴーニュの城特別版(The Castles of Burgundy: Special Edition)、ホワイトキャッスル/白鷺城(The White Castle)
ヘビー級大賞:ヘゲモニー(Hegemony: Lead Your Class to Victory)
次点:デューン砂の惑星:反乱(Dune: Imperium – Uprising)、ダーウィンズ・ジャーニー(Darwin’s Journey)
パーティゲーム:ザッツノットアハット(That’s Not a Hat)
次点:ディクシット:ディズニーエディション(Dixit: Disney Edition)、猫島(Nekojima)
プリント&プレイ:ウェイポイント(Waypoints)
次点:フリップタウン(Fliptown)、ナチュロポリス(Naturopolis)
ソロゲーム:レガシー・オブ・ユー(Legacy of Yu)
次点:アースボーン・レンジャーズ(Earthborne Rangers)、アース(Earth)
テーマチックゲーム:ヘゲモニー(Hegemony: Lead Your Class to Victory)
次点:スカイチーム(Sky Team)、デューン砂の惑星:勃興(Dune: Imperium – Uprising)
ウォーゲーム:アンドーテッド・バトル・オブ・ブリテン(Undaunted: Battle of Britain)
アプリ:アンマッチド(Unmatched: Digital Edition)