オリジナルは2014年、ラベンスバーガー社(ドイツ)から発売された。数々の大賞作品を生んだW.クラマーとM.キースリングの作品で、オーストリアゲーム賞大賞、アラカルトカードゲーム賞1位、エッセンの羽根・模範ルール賞、国際ゲーマーズ賞でノミネート、日本ボードゲーム大賞3位など高い評価を得ている。タイトルは「Abluchsen(くすねとる)」をもじったもの。同タイトルでメビウスゲームズが輸入版を扱っている。
最初に配られる13枚の手札を全て、自分の前に出すことを目指す。同じ数字なら何枚で出してもよいが、ほかのプレイヤーから同じ枚数で数字が大きいカードが出されると、自分の出したカードはくすね取られてしまう。しかしくすねとられたら補充できるので、次にもっといいカードを出せるチャンスが広がることもある。あまり溜め込んでしまうと、ほかの人が早上がりして大失点になってしまうかもしれない。
カードの出し方にさまざまな戦術がある奥の深い作品。どう攻めるか、どう立て直すか、知恵を絞るのがヤミツキになる。
内容物:数字カード104枚、ワイルドカード5枚、手番カード1枚、ルール説明書1枚(※カードサイズ:59×92mm)