『ドイツゲームでしょう!』は、ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)、ドイツ年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)、ドイツゲーム賞(Deutscher Spielepreis)、アラカルトカードゲーム賞(à la carte Kartenspielpreis)という、ドイツを代表する4つのゲーム賞の受賞作を全て網羅して紹介している本です。今年は『ドミニオン』が3つの賞を総なめにしてしまったため、ドイツ年間キッズゲーム賞の『魔法のラビリンス』と2タイトルのみの紹介に留まりました。『ドミニオン』はシリーズ3タイトルが全て日本語版で発売され、今年はドミニオンイヤーだった(発売は2008年ですが)ように感じます。
今年のエッセンで発売された新作は、ワーカープレイスメントを用いた作品ばかりで面白いものが多かったとはいえ同工異曲の感が否めませんでした。来年はどんなゲームが人気を集めるのでしょうか。来年もまた『ドイツゲームでしょう!』のレビューを書いて紹介していきたいとと思います。
・グランペール:『ドイツゲームでしょう!』補足版(PDF)