『オー・マイ・グーッズ! BIG BOX』日本語版、7月下旬発売
ルックアウト社(ドイツ)から2015年に発売された『オー・マイ・グーッズ!』に、2つの拡張セット『ロングスデイルでの反乱』(2016年)と『キャニオンブルックへの脱出』(2017年・日本語版未発売)を同梱した。中世の職人たちが、日の出と共に資源を求め、日没と共に商品を生産する拡大再生産ゲーム。
1ラウンドは日の出フェイズと日暮れフェイズからなる。日の出フェイズでは、山札からカードをめくってその日に使用可能な資源が公開され、各プレイヤーはその日に生産する商品と、建設する建物を決める。日暮れフェイズでは、市場で公開された資源を元に、日中に決めた設備を稼働させて商品の生産や、建物の建設を行う。生産チェーン(連鎖)を使って、1つの建物で追加の商品を生産することもできる。
こうして建物や助手の効果で生産力を高め、誰かが建物を8軒建てた次のラウンドでゲーム終了。建物・商品・助手の勝利点の合計で勝敗を決める。
1枚で資源、建物、商品の3つ使い方ができる多用途カードメカニクスで、コンパクトながらも中量級ゲームのプレイ感が楽しめる。
内容物 カード 243枚、木製商品駒 40個、ルールブック
小道を書いて村を接続『ツカナ諸島の小径』日本語版、拡張入りで7月11日発売
アポルタゲームズ(ノルウェー)から2019年に発売されたフリップ&ライトゲーム。ノルウェー年間ゲーム大賞(ファミリーゲーム部門)、フィンランド年間ゲーム大賞(ファミリーゲーム部門)、デンマーク年間ゲーム大賞ノミネート(大人ゲーム部門)を受賞した。風変わりな動物と古代文明の痕跡が溢れた「ツカナ諸島」で、人々が往来し、名所を回れるような小道を作る。
カードを2枚めくって指示された地形を結ぶように、各自自分のシートに小道を描き入れる。オベリスクやオオハシなどの名所と村、同じアルファベットが書かれた村同士などを結ぶことができたら得点になるほか、名所と村を2か所結ぶと追加で小道を引くことができる。
小道の選択の幅は広いが、村と名所の接続は早い段階だと価値が2倍になり、村と村の接続は早取りボーナスがあって、ネットワーク構築の楽しさを際立たせる。2021年に発売された拡張『フェリー』も同梱されている。