大釜でタイルをつないで魔法発動『ウィッチストーン』日本語版、8月上旬発売
ライナー・クニツィアが『デックスケープ』シリーズのイタリア人デザイナーとコラボし、フッフ社(ドイツ)から今夏発売される最新作。魔術師と魔女たちが、100年に1度行われる古代の聖なる石「ウィッチストーン」の儀式を成功させて、支配者になることを目指す。
各プレイヤーは自分の大釜ボードをもっており、手番には六角形が2つつながったタイルを配置し、そのアイコンに対応するアクションができる。アクションは、中央のウィッチストーンで魔力ネットワークを作る、魔女を移動させる、ボーナスタイルを取る、水晶を移動させる、杖を進める、巻物を取るという6種類。11ラウンドで最終得点計算を行い、勝敗を決める。
『インジーニアス』のように、隣接する同じアイコンだけアクション数が増えるが、手持ちのヘックスタイルを配置していくので同じアクションばかり続けて行うことはできない。好機を逃さず、何が高得点に結びつくかを考えて巧みなタイル配置をしよう。
内容物:ゲームボード1枚、魔法の大釜4枚、ヘクスタイル60枚、特殊ヘクスタイル15枚、フクロウタイル10枚、魔女駒48個、魔力駒80個、水晶28個、巻物40枚、魔法チップ21枚、カウンター12個、ついたて4枚、位置マーカー4個、動物マーカー4枚、プレイヤーエイド4枚、ルールブック
ウィッチストーン(Witchstone, Chiacchiera & Knizia, HUCH!, 2021)
自分の大釜にタイルを配置して、同じマークでつながっている数だけアクションができる。6種類のアクションがあり、それぞれできることが違う上に有機的につながっているので、手持ちのタイルと相談して今後の戦略を考える pic.twitter.com/oej0nmnuPN— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) June 13, 2022
デッキ脱出ゲームシリーズ『デックスケープ:ベニスの怪盗』日本語版、8月6日発売
60枚のカードデッキだけで遊べる謎解き脱出ゲームシリーズ。オリジナルは2018年、dVジョーキ(イタリア)から発売されたもので、『デックスケープ:実験の時』に続いて日本語版が発売される。全員協力して、カードを1枚ずつめくって謎を解いていくタイプの脱出ゲームで、途中でアイテムを入手すると使えるようになり、選択によってマルチエンディングになる。
引退したプロの泥棒たちが謎の手紙によってベネチアに招かれ、世界最古のカジノに忍び込んで10億ユーロを盗もうとする。ひとりひとりが特殊なスキルや能力を持っているが、予期せぬ出来事が起こればミッション全体が危険にさらされる。カジノの複雑なセキュリティシステムを克服して、戦利品を持って逃げ出すことができるだろうか?