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ビクトリー(Victory)

コーナーで止まられるとジャマ

バーストしないようにダイスを振るランドルフのレースゲーム。こういうと『ウミガメの島』を想起させるが、『ウミガメの島』のオリジナル版『カンガルー(Känguruh)』が1974年で、この作品はその2年後に発売されている。イカしたパッケージとタイトルは、現代ボードゲームの草創期を物語る。

コースはカーブと直線を自由に組み合わせて作る。何周するかを決めてスタート(1周ごとに順位を記録する用紙が入っている)。各自1台ずつレースカーを選び、スタートラインに並べてスタート。手番にはまずダイスを3個振り、それを見て2個まで追加で振ることができる(ルールでは1個か2個振るとされているが、0個も可とした)。赤い目で赤の線、青い目で青の線を進める。

✕印が3個出るとバーストで、その手番には1歩も進めなくなってしまう。3個振ったところで✕印が1個だけなら、もっと振っても良さそうだが、2個出ると悩ましい。ちなみに✕印が4個出るとなんとリタイア(脱落)である。この時代は容赦がないのだ。

他のプレイヤーの車のあるマスは通れないため、インコースを取られると回り込まなければいけなくなってつらい(それゆえ逆転がしにくくなっている)。とはいえダイス目次第で一気に進めることもあるので、リタイアにならないよう気をつけて腐らずにダイスを振りたい。

なおこのゲームは1985年、イタリア語版が出ただけであとはリメイクされていない。

Victory
ゲームデザイン:A.ランドルフ
ペリカン(1976年)
2~6人用/6歳以上/30分

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シュピール’22:コスモス

テラ・ノヴァ(Terra Nova)
ゲームデザイン:A.ファウル(原案:H.オスターターク&J.ドレーゲミュラー)、イラスト:L.ビリオー&L.ジーグモン、2~4人用、12歳以上、60~90分。
人気ゲーマーズゲーム『テラミスティカ』を中級用にした作品。10種族からひとつを選び、それぞれの能力を駆使して領土を広げ、建物を建て、ラウンドごとに変わる目標を達成して勝利点を競う。種族の選択と組み合わせによってゲーム展開も大きく変わり、繰り返し楽しむことができる。

マイアイランド(My Island)
ゲームデザイン:R.クニツィア、イラスト・M.メンツェル、2~4人用、10歳以上、30分。
2020年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたレガシータイプタイル配置ゲームに続編が登場。今度は六角形が組み合わされたタイルを配置する。3ゲームで1章を構成し、1章ごとに新しいコンポーネントとルールが追加され、合計8章24ゲームで島の秘密が徐々に明らかになっていく。

3Dカタン:航海者+都市と騎士(CATAN – 3D Erweiterung – Seefahrer + Städte & Ritter)
ゲームデザイン:K.トイバー、イラスト:M.メンツェル、3~4人用、12歳以上、75~120分。
既発売の3Dカタンに対応する『航海者』と『都市と騎士』の拡張セット。船を建設して島の外を開拓し、騎士を強化して襲いかかる蛮族に立ち向かう。ジーピーが日本国内での発売を計画しているが、ドイツ価格で400ユーロ(55000円)がいったいいくらになるだろうか?

カタン:人類の夜明け(CATAN – Aufbruch der Menschheit)
ゲームデザイン:K.トイバー、イラスト:M.メンツェル、3~4人用、12歳以上、90分。
2002年に発売された『アドベンチャー人類(Abenteuer Menschheit)』をリメイク。アフリカからスタートし、肉、骨、火打石、毛皮などの資源を使って世界中に広がっていく。サーベルタイガーやネアンデルタール人の妨害を退け、5大陸すべてに広がることを目指す。

アンドールの伝説:永久凍土(Schätz die Welt)
ゲームデザイン&イラスト:M.メンツェル、2~4人用、10歳以上、90分。
人気協力ゲームの続編となるスタンドアローン。ブ氷と雪に覆われたアンドールで、戦士、火の守り人、ドワーフ、魔法使いが危険な旅に出る。4つの大冒険で未知の地域を発見し、薬草学を使い、新たな仲間を見つける。

指輪物語:共に滅びの山へ(Der Herr der Ringe – Gemeinsam zum Schicksalsberg)
ゲームデザイン:M.リーネック、1~4人用、10歳以上、50分。
トールキン『指輪物語』に基づく協力ゲーム。ホビットのフロドと旅の仲間たちが滅びの山オロドルインを目指して危険な旅を行う。ダイスをうまく選択して難所を切り抜け、フロドが滅びの山にたどり着ければ全員の勝ちとなる。

インサイドジョブ(Inside Job)
ゲームデザイン:T.サイモンス、イラスト:M.ブラハ、2~5人用、10歳以上、20分。
『ザ・クルー』シリーズに続く協力型トリックテイキングゲーム。プレイヤーみんなで協力してミッション達成を目指すが、今回はプレイヤーの中に一人だけ裏切り者がいて秘密の情報を集め、ミッション達成を妨害する。

デスヴァレー(Death Valley)
ゲームデザイン:K.エレンブルク、イラスト:F.マウラナ、1~2人用、8歳以上、15分。
灼熱、難所、危険動物を冒険するポケットサイズの2人用カード配置ゲーム。自分の旅を計画し、カードのアイコンと効果の組み合わせで特殊技能や得点を獲得し、アルバムに思い出を集めていく。戦術と運とリスクを取る勇気が求められる。

このほか、『脱出:ザ・ゲーム』をはじめとする謎解きゲームが多数リリースされる。