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アラカルトカードゲーム賞2022に『スカウト』

ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は6日、シュピール’22会期中にアラカルト・カードゲーム賞2022を発表した。有識者の投票によって、日本人作品『スカウト(Scout)』が1位に選ばれた。

『スカウト』は、手札の並べ替えができない中で、前のプレイヤーが出したカードを上手に加えて役を作り、一番に手札をなくすカードゲームで、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞7位を獲得している。日本人作品の同賞受賞は『街コロ』以来7年ぶり2回目。

2位は2人用トリックテイキングの『ジキルvsハイド』が、3位にはドラフト方式をリニューアルした『世界の七不思議:建築家たち』が選ばれた。4位以下は次の通り。7位には、日本人作品の『メトロックス』(ドイツ語版)が入っている。

【アラカルトカードゲーム賞2022】
1位:スカウト(Scout / 梶野桂 / オインクゲームズ)

2位:ジキルvsハイド(Jekyll vs. Hyde / ジオーニユ / ナイスゲームパブリッシング)


3位:世界の七不思議:建築家たち(7 Wonders: Architects / A.ボウザ / ルポ+アスモデ)


4位:トップテン(Top Ten)
5位:カノピー(Baumkronen)
6位:インペリウム・クラシック(Imperium: Klassik)
7位:メトロックス(Voll Verplant)
8位:7つの海の宝島(7Seas)
9位:キングス&クリーチャーズ(Kings & Creatures)
10位:フォート(Fort)

À la Carte – Der Kartenspielpreis 

フェアプレイブース前で行われた授賞式の様子

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カラスが来る前に収穫『果樹園ミニ』日本語版、10月7日発売

すごろくやは本日、『果樹園ミニ』日本語版を発売した。ゲームデザイン:A.ファルカショフスキ、イラスト:R.シュトルテ、1~4人用、3歳以上、10分、2200円(税込)。

1986年に発売されて以来ロングセラーのハバ社キッズゲーム『果樹園』。これを簡易版にした『はじめてのゲーム 果樹園(Erster Obstgarten)』がさらにミニ版となった。コンポーネントが小さくなったため、対象年齢は少し上がったが、小さな缶に入って持ち運びしやすい。

手番には色サイコロを振り、色が出ればその色の果物チップを収穫、カラスが出ればカラスが進む。カラスがゴールに着く前に全ての果物を収穫できれば全員の勝利、さもなければ敗北となる。

収穫し尽くした目は出ても無駄になってしまうため、どの色の果物チップでも収穫できるバスケットの目でどの果物を選ぶかがポイント。カラスが迫りくるスリルの中、みんなで相談してうまく収穫しよう。

内容物:木のタイル 4枚、りんご(緑) 4個、さくらんぼ(赤)4房、洋ナシ(黄) 4個、プラム(青) 4個、道タイル 8枚、カラスのテオ駒 1羽、色サイコロ 1個、説明書(日/英)

すごろくや:果樹園ミニ